日本の資本主義がダメなワケ

資本主義はクソである。
これは19世紀ごろからすでに言われていることだ。
しかし、だからといって私が共産主義者というわけではない。

資本主義は「労働」という罰を、「需要」という情状酌量によって軽くし、
刑期を終えたものが世の中を支配するように作られたシステムである。
そのため、西洋では早期ドロップアウトが許されており、
がんばったものは資本家として休む事ができる。

しかし、日本においては新参者が不利な実質身分制度の復活であり、
労働者はどんなにがんばろうが労働者であり、
刑期は60歳の定年(下手すると死ぬ)まで続き、
勝手に出所しようものなら周囲からニート扱いされる(例:富樫仕事しろ

  • 士…官僚、政治家
  • 農…サラリーマン
  • 工…派遣社員、パート、エンジニア、クリエイター
  • 商…アルバイト、営業

このように士農工商が現代に生き残っている
働かざるもの食うべからずで差別されているNEET・生保受給者はさしずめ、えた・ひにんである。

株で数字とにらめっこしているやつのほうが
必死に掃除だとか介護だとかやってるやつより儲かっている
これが働いた分だけ儲かる世の中だろうか?
アダルトビデオで全てを犠牲にしている女優より、
てめぇの趣味全開のビデオを撮ってる社長の方が儲かるカラクリ。

がんばっているから稼げるわけでもないし、
資本家という名の「肉体労働もせずに頭だけ使う知的労働者(別名なまけもの)」のほうが儲かる世の中だ。

稼ぐことが正しいというのならオレオレ詐欺は正しいし、
働くことが正しいというのなら商人は武士より偉くなければならない。

もちろん、全ての問題を資本主義のせいにするつもりはない。
日本人の収入は外国よりも恵まれている。
しかし、問題が懸念されていながらも便利だからと続けているとどうなるか、
原発事故を経験した今、もう一度考えてみたほうがよいのではないか。