嫌韓
世の中には涼宮ハルヒが韓国人であるという珍説が存在する。
涼宮ハルヒ＝在日韓国人説を主張するブログ！ 【第４回】涼宮ハルヒの登場人物＝在日韓国人説（１）
ハルヒという名前は、その音からしてもカタカナ表記であることからしても日本では
あまり馴染みのない珍しい名前であるということは日本人である皆さんなら説明しなくても
ご存じだろうと思う。
しかし、韓国では「〜姫」（〜ヒ）という女性の名前の付け方は珍しくなく、日本でいう
ところの「〜子」に当たると考えてもいい。明姫（ミョンヒ）、慶姫（キョウンヒ）、英姫
（ヨンヒ）、順姫（スンヒ）、蓮姫（ヨンヒ）…例を挙げればキリがない上にハルヒという
名前は「春姫」（チュンヒ）の日本語読みだとも考えられる。
また、ハルヒという音には韓国の英雄・安重根が伊藤博文を暗殺したハルビンの地を彷彿
させる響きがある。どれが名前の由来なのかは定かではないが、どちらにせよ日本人らし
からぬ名前であることには何ら変わりない。
実際のところどうなのかは作者本人に訊くしかないが、この説を前提とするならば２００１年のアニメデジモンテイマーズなんて在日だらけになってしまう。
子供達とパートナーデジモン
まず、ヒロインの名前が牧野留姫（まきのるき）である点が見逃せないが、もう一人のヒロインも「加藤樹莉（かとうじゅり）」であり、「ジュリ」という名前はストリートファイターファイターに使われているのを見れば分かるとおり、韓国にも存在する名前である。李健良（リー・ジェンリャ）は香港と日本のハーフという設定だが、李は「イ」と読めば韓国人に多い姓だったりする。ゲーム版主人公の秋山遼（あきやまりょう）もけいおん！の秋山澪同様、通名のように見える。
チュ・サンジュとは (チュサンジュとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
……と、こじつけてみたが、私は別に韓流が始まる前からフジテレビは親韓だったという事が言いたいわけじゃない。重要なのはそのように見える名前であっても２００１年の時点では、在日認定なんてされなかったという事である。私がネットを始めたのがだいたい２０００年くらいだから、２００１年放映開始のテイマーズは放送直後の感想を生で見ていたと言っても過言じゃない。その当時に今みたいに病的な在日認定なんて誰もやっていなかったわけで、あえて批判的なコメントを思い出すと、クルモンの担当声優の金田朋子はちょっと……みたいな意見があっただけである。当たり前だが、金田朋子は「金」という文字が名字にあるが、在日でも帰化人でもない。
第二に１９９６年の対戦格闘ゲームにソウルエッジという作品がある。このゲームには李氏朝鮮からなんと２人のキャラクターが出ているのだが、その事でこのゲームが何か言われたり評価が下がったなんて話は聞いた事がない。それどころかその内の女キャラであるソン・ミナに至っては、当時エヴァブームの中での宮村優子起用とか、その後のソウルキャリバーシリーズへの参戦決定など、かなり優遇されていたキャラクターである。
流行年表 - 同人の流行を考えるスレまとめ @ ウィキ - アットウィキ
男性向け同人の流行年表
※男性向け同人が目立った作品を記載、流行が複数年続いた場合も追記はしていません
77 ヤマト
79 ガンダム
80 ロリータ物全般
82 マクロス
83 うる星やつら、ミンキーモモ、クリィミーマミ、めぞん一刻
85 Zガンダム、マジカルエミ、くりいむレモン、ダーティペア
86 ガンダムZZ
88 ガンダム逆襲のシャア、きまぐれオレンジロード
89 ボーグマン、麻宮騎亜/菊池通隆、アイドル伝説えり子、イクサー1、ダンガイオー
90 不思議の海のナディア、ようこそようこ
91 NG騎士ラムネ＆40、ロードス島戦記
92 セーラームーン 、ストII 、らんま1/2
93 ああっ女神さまっ、天地無用！魎皇鬼、勇者特急マイトガイン
94 対戦格闘ゲーム(餓狼伝説、KOF、VAMPIRE、サムスピなど） 、魔法騎士レイアース
95 赤ずきんチャチャ、同級生2、ときめきメモリアル
96 エヴァンゲリオン、サクラ大戦、雫/痕、逮捕しちゃうぞ
97 To Heart、センチメンタルグラフティ、ナデシコ、FF7（ティファ）、Piaキャロットへようこそ２
98 CCさくら、サクラ大戦２、DEAD OR ALIVE
99 Kanon、こみっくパーティー、おジャ魔女どれみ、シスタープリンセス、With You （乃絵美)
00 Air、ラブひな
01 ガンパレードマーチ、月姫、偽春菜
02 あずまんが大王、おねがい☆ティーチャー、ギルティギアXX、ラグナロクオンライン（RO）
03 東方シリーズ、マリア様がみてる、メルティブラッド、ガンダムSEED
04 ひぐらしのなく頃に、Fate/stay night、舞-Hime、ローゼンメイデン
05 ガンダムSEED Destiny、ToHeart2、IDOLM@STER、ネギま！
06 涼宮ハルヒの憂鬱、リリカルなのはA's、キミキス
07 コードギアス 、グレンラガン、らき☆すた、初音ミク
08 マクロスF
09 けいおん！、とある科学の超電磁砲、化物語
10 ハートキャッチプリキュア！ 、俺の妹がこんなに可愛いわけがない
11 インフィニット・ストラトス（IS）、魔法少女まどか☆マギカ、僕は友達が少ない
12 ソードアート・オンライン（SAO)、スマイルプリキュア！
13 艦隊これくしょん、アイドルマスター・シンデレラガールズ
14 ラブライブ！
15 グランブルーファンタジー
16 ガールズ&パンツァー
第三に、今ではタブーになってしまったのか分からないが、かつてネット上ではラグナロクオンラインの二次創作絵がたくさん見られた。それこそ今で言う東方とか艦これみたいなポジションにラグナロクオンラインがあったのである。このラグナロクは韓国産のオンラインゲームであり、当時ものすごい話題だったのである。ウソだろ！？と思うかもしれないが、韓国はオンラインゲーム大国であり、他にもマビノギ、リネージュなど日本人が好みそうなグラフィックと本場アメリカから受け継いだ正当なＭＭＯＲＰＧの系譜のシステムという独特の作風を持っている。韓国はパクリ大国として有名だが、ことゲームにおいては日本の影響を受けずに独自の進化を遂げているのである。だから韓流なんかよりもよっぽどこっちの方が信用できるし強みであるのだが、日本のマスコミはゲームを敵視しているので一切この話題をしない。
特に当時はＦＦ１１なんかへのアンチが大量に出ていたころで、３Ｄ死ね！みたいな人達にとってめちゃくちゃ美麗なドットで描かれたラグナロクは今でいう「神！」的な扱いで褒められまくっていた。こういうドッターを大切にする風土いいよなみたいな意見もあった。
ここまでの事実で分かることは１９９６年〜２００２年に至るまでネット上やオタク達の間に嫌韓なんて現象はなかったという事。「ネットはキモオタの巣窟で外国人への差別感情が強くて、能力を持っている韓国人を中高年女性とかが褒めまくっているから嫉妬している」なんて事はなく、事実はむしろ逆だという事である。
ではいつから嫌韓がはじまったのか？……実は嫌韓の歴史は浅い。私がさかのぼる事ができたのは２００２年の日韓ワールドカップである。詳しくはググってもらえれば分かるが、この合同で行う大事なイベントで韓国はかなりのラフプレーやレフェリーの誤審としか思えない判断など、スポーツマンシップに欠けるような行動があった。それに疑問を思った人達がなんでこんな事になったんだ？と調べていたら実は韓国はこんな国だった！という事実が次々分かっていった。そして一番衝撃的だったのが反日教育で、こんなやつらと協力していたのかというショックを受けた人達が多かったんだと思う。
もちろん、この事実を発見したのもオタクではない。そもそもオタクはインドア派が多数であり、サッカーなんて見ていない。だからワールドカップと同時期のラグナロクを普通に楽しんでいたわけだし。
つまり、日本のマスコミとか在日韓国人とかがキレイに積み上げていった真っ白な韓国人像というものにたいして、自らウンコを塗りたくって台無しにしたのが朝鮮半島本土の韓国人だという事である。だから時系列から見ると、韓流があって嫌韓が生まれたのではなく、ワールドカップから嫌韓が生まれ、それをまずいと思った日本のマスコミが「いやいや韓国ってこんないい国ですよー」と必死になって仕掛けてきたのが韓流だという事である。この事は火付け役の冬のソナタがワールドカップやラグナロクよりも遅い２００３年である事からもわかる。
反響
ヒロインの性格
ヒロインのユジンは、韓国の古いタイプの女性で、やや優柔不断に見え、韓国の一部の若い視聴者には不評だったが、日本では「けなげで純粋である」として、中高年層の女性に支持された。
そもそも冬のソナタ自体が韓国のドラマとしては異色に見えるところが多々ある。ヨン様スマイルとか言われるが、あそこまで笑顔がしっくりくる韓国俳優なんてなかなかお目にかからないし、主人公がかなり気弱に見えて、その他の芯も気も強そうなドラマ主人公とはなんか違う。ようするに数多くある韓国ドラマの中からわざわざ日本人受けしそうな作品を拾ってきたんだなーという印象を受ける。しかも声をさわやか系イケメンの萩原聖人にするとか。実際のヨン様の声とは全然違うわけでここも日本人受けを狙ってアレンジしているように見える。
私がここでハッキリしておきたいのは、韓流とか嫌韓がなぜ生まれたのかを知っておかないと、実際の姿を誤解したままその誤解像がまるで最初からそうであったかのような既成事実として成り立ってしまう事である。たとえばいわゆるブサイクなやつが多いというネガキャンが当たり前になってしまうと外国人が日韓両者を見比べた時に、差別される韓国人と、差別感情の強い日本人みたいな図式ができあがってしまう。しかし、実際は上記を見れば分かるとおり、差別は元々しておらず、韓国がやらかした自業自得なミスによって韓国は評判を落としたわけで、いわば非は韓国の方にあるのである。ところが韓国きめぇを続けてしまうと、韓国のミスではなく、最初から日本が韓国を攻撃しているという事になってしまうのである。
そもそも日本が韓国を敵対する必要はない。韓国がなぜ反日なのかというと、それが韓国国民を一体にする方法だからである。現在の大統領選を見れば分かるとおり、韓国には北朝鮮ともう一度ひとつになろうという民族主義的な政治家と、北朝鮮とは別れをつげ欧米的な力を手に入れようという政治家がいる。東西冷戦時代みたいな対立が未だに続いている。この両者は水と油みたいなもんで、しかも大国であるアメリカとロシアですら解決できなかった問題を事実上の発展途上国である韓国が解決できるわけもなく、ようするに私は親米だ！と言っただけである層からは全く支持が得られなくなってしまうという問題がある。ところがこの両者、どちらも日本が嫌いという点では一緒なのである。
親朝派はわかりやすく、日本は侵略者だから嫌いだ！。親米派はかなりＷＡＳＰに染まっている。韓国人が黒人やオカマを差別しているのもキリスト教がめちゃくちゃ強いのもアメリカの影響だからだろう。そしてそんな彼らからすればユダヤ人みたいなやり方で荒稼ぎしている日本人が大嫌いなのである。もっとも本来の日本人はユダヤ的な感性など持っておらず、毒された知識人とか、本当は信仰心も無いのに生き残るために親ユダヤを名乗って寝返った役人とか、そもそも在日企業のほとんどはユダヤ人のやり方をパクって成り立っているわけで、という事はユダヤ的な人達は韓国の味方で、大元をたどればアメリカをバックにした仲間なのだが、本土の韓国人はバカなので、その事に気づかずに勝手に敵視して話をややこしくしている。
要するに内部を一体にさせることに集中しすぎた結果、外交がダメダメになってしまったのが韓国である。しかももうひとつダメポイントはこれが勧善懲悪的であるという事。勧善懲悪はまず悪ありきで善が決まる。ということはいわゆる必要悪というのは勧善懲悪の中で生まれるという事。韓国が日本を懲らしめられる悪だと定義してしまった以上、韓国が善を維持するためには日本になくなってもらっては困るわけである。日本は必要悪で、いなくなったら善がなくなってみんなの意見がバラバラになってしまうのだから。
日本は違う。勧善懲悪が成り立つような二元論にそもそも政治思想がなっていない。日本人の思想はもうちょっとだけ複雑であり、韓国ほど単純な世界観では生きていない。だから、日本版勧善懲悪である嫌韓なんてものはいらない。一番適当な韓国とのつきあい方は何を言われても無視して相手にしない事である。それが一番韓国人にとっては痛い対応であり、ようするに慰安婦像の取り決めを守らないなら、むしろ喜んであなた方に与えるはずだった資金を日本国内の年金とか公的資金に使わせてもらいます、ありがとうございましたと感謝したほうがいい。相手の土俵で戦わない方が明らかに有利なのである。韓国にとって日本は必要悪かもしれないが、日本にとって韓国は必要悪ではない。
