GEMS COMPANY個人的メモ3

 めちゃくちゃ持ち上げといてこんな事を言うのもなんだが、なんか雲行きが怪しくなってきたので、GEMS COMPANYと距離を取ろうかなと思っている。

 

 自分の中で失念していた事があって、ジェムカンは(一応)アイドルでありファンの力が大きいグループだ。アーカイブ追っかけながらライブ配信を見ていたんだけど、ジェムカンの動画はチャットのコメントを見ながら配信というスタイルを主流にしている。そして他の配信者と比べてもジェムカンメンバーはこのコメントを拾い上げる率が高い。特に初見に対しては必ずリアクションがあるので、常連が初見の振りをするくらいだ。

 

 で、ニコニコ動画なんかと違ってyoutubeのコメントには名前が表示されているから、「あの動画にいた伝説の人だ」みたいな感じで古参が人目見て分かってしまう。スパチャでお金をあれだけ出した人とか、twitterでこんな絡みをした人みたいな「貢献度」みたいな物が蓄積されていってる。

 

 で、そういう伝説の人が「半公式化」しているんだけど、彼らはVTuberでも、ディアステージに所属しているアイドルでもない一般人なわけで、当然こういうサイトで話題には取り上げにくい。が、配信者は友達感覚になっていて平気で名前を挙げてたりする。なので、扱いが非常に難しい。そしてその関係性は長い事一緒にいるからわかるわけで、そういう仲良し同士の会話は一見さんには全くついていけない世界である。配信者とファンの距離は近く、壁はない。だが、ファンと一般人の間には、壁どころか断崖絶壁が存在しており、片足を突っ込むのにも躊躇してしまう。

 

 ・・・・・・その断崖の溝が最近ではさらに深くなっているように感じるのである。「ジェムカンファンに悪い人はいない」みたいな認識がメンバーやファンの中で共有され始めていて、これは(いまのところ)間違ってはいないのだけど、それは本来「一見さん」が言うべきセリフであって、身内が口にする事ではないと思うのだ。外国人が日本に訪れて「日本人は素晴らしい」と言うのはアリだけど、「ウリたちは世界一の民族だ!」と自分から言うのは妙な選民思想のようで何か違う。受け取り方によっては「ジェムカンを推していない人は悪い人」とも取れる。それに私は自分の事を「いい人」だと思っていないので、残念ながらその輪の中には入れない。だから軋轢を生む前に距離を取ろうと思うのである。

 

 ファンは「現段階」のジェムカンを「いい」と思っている人達だが、地球上にいるほとんどの人は「あまりいいとは思っていない」のであり、ファンに向けて動画を作る事が人気を増やす事にはつながらない。それは内輪ネタに過ぎず、世界を目指すべき者の姿勢ではない。私は「初見向け」の記事を書くつもりだったが、ファン向けの傾向が強くなってきているので、記事を書いてもオススメできる動画が少ないという状態になっており、書く気力が半減している。

 

 これでスクエニあたりから報酬があれば仕事になるのだが、実際はボランティアであり、割に合わない。熱心なファンは更新頻度の高いtwitterとかをチェックしており、過去のアーカイブを見てまとめサイト作ろうとは思っていないっぽい。自分がやっている事は無駄な努力に近い。

 

 今後どうするかはジェムカンTVを見てから決めるけど、後方支援に徹するようにしたい。