燃えろよ萌えろ
↑こんな記事を書いたわけだが、↓こんな記事を見つけてしまった。
時間がない人向けまとめ
あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!(ry
炎上していたのはキズナアイ(&NHK)じゃない方だった。考えてみたら炎上騒ぎを取り上げていたのはyahooニュースだけだった。もうyahooニュース見ない。
2020/4/5追記
もう見ないと言いつつ、新型コロナウィルス関連で見ちまった。反省
あれから自分で色々調べてみたけど、やっぱり日本のフェミニストはバカでクズなんだなという事を再認識させられた。
1.kawaiiは古い(日本ではダサい)
最初に海外で人気を獲得した国は、韓国です。
2017年1月3日に、韓国語Wikipedia的サイト「나무위키(namu)」でキズナアイさんの記事が作られました。(どんな経緯で最初に知った人がいたのかは不明です。日本好きの韓国人が知ったのでしょうか。)
そして1月26日には、ハングル字幕が映像として入った動画が、韓国のニコニコ動画的サイト「TVple」でいくつかアップされ、これが人気に。その後、Youtubeでも韓国語字幕が作られるようになりました。
アメリカや中国かと思ったら韓国でブームになったのがきっかけらしい。意外。一方その頃の日本人は「けものフレンズ」に夢中だったらしい。つまり、キズナアイに男尊女卑を見いだすフェミニストは、日本人ではなく韓国人を始めとするキズナアイを拾った世界に対して批判している事になる。むしろ日本人はスルーしていたのだから、キズナアイに日本人の感性を見いだそうとするのは最初からズレている事になる。
言っちゃっていいのか分からないけど、キズナアイはセンスが(良くも悪くも)80年代あたりで止まっている気がする。例えばキズナアイのテーマカラーは「ピンク」だけど、これが今の若い世代にはヒットしないと思う。
例えば初音ミクって自分の中では「カッコイイ」に分類すべきキャラクターだ。「かわいい」っていうのは必要最低条件であって、それプラス「カッコイイ」があったからヒットしたんじゃないだろうか?と勝手に思ってる。「ブルーグリーン」のカラーとか「SFチックなファッション」とかあの辺カッコイイデザインだと思うわけで、NHKの解説サイトもピンクじゃなくブルーグリーンで受け答えしていたら印象が違ったのではないだろうか?*1
フェミニスト的には「ピンク」という色自体が、「おピンク」みたいな性的な物を匂わすので嫌いな色になるのだろう。もっともピンクが「エロい」と捉える文化は全世界共通ではなく、アメリカでは「青」、スペイン(だったと思う)では「緑」、フランスでは「白」、中国では「黄色」とバラバラである。なので「ピンク=性的」はその文化圏を出たら全く通用しないものである。*2
ロシアのメドちゃんがセーラームーンが好きなように、海外ってのは時間の流れが違っていて、流行も違う。地下足袋やランドセルが流行るように、こちらからするとおっさんおばさん向けのものが向こうの先端だったりするわけで。キズナアイがバーチャルYouTuberであり、YouTubeを主戦場にし、日本人向けのニコニコ動画発でない事からも、海外向けのコンテンツであるという側面が強い気がする。
日本のBBCを狙うNHKからしたら世界的なコンテンツを味方につけたいし、日本での人気を得たいキズナアイはNHKと仕事をする事は箔をつける事につながる。本来はwin-winの関係であり、横やりが入るのはおかしい構図だった。
2.キズナアイは女性視点のコンテンツ
【Doki Doki Literature Club!】#1 キズナアイ史上初、ギャルゲーに挑戦!
アイ「ねー、こんな可愛い幼なじみ心配させちゃダメだよ。」
「ウザい!『約束はできないけどな』約束しとけ!ウザいぞなんかコイツ……。」
「やったー。」
「なーんかめっちゃ主人公ウザ~い!何の上から目線なの?この人。この主人公嫌いだなぁ……。」
アイ「え、なんかね、この主人公ホントに嫌い…本当嫌い…この人…」
「コレ、サヨリちゃんがやさしいから成り立っているんであって、いつのまにか学校生活終わって教室でボーッとしてて最後のひとりなのにも気づかない友達がいねぇぼっちは!サヨリちゃんがいなかったら!終わってっからな!お前の学校生活よぉ!」
多分、知らない人は説明されないと分からないと思うから説明する。これはゲーム実況動画と言って、ゲームを遊びながら思った事考えた事を口にして動画にしたものである。「他の人はこんな遊び方するんだ」という発見があるので、それなりに人気ジャンルである。で、上記の動画では「アメリカ人が作ったギャルゲー」に対してツッコミを入れまくっているわけである。
いわゆる「ハーレムアニメ」に代表されるような主人公の周りに女の子たくさんの系譜なのだが、キズナアイは主人公(男)ではなく、ヒロイン(女)に肩入れして「この主人公嫌い」と言っているのである。キズナアイはフェミニストが言うような「消費」と戦う側のキャラクターのように見えるし、だからこそハーレムアニメに飽き飽きしている海外でも受け入れやすい存在になっていると思うのだが。
また、「乳袋」などと揶揄されたキャラクターデザインだが、担当したのは森倉円さんという方らしい。
森倉:子どもが産まれたのは大きな体験でした。出産した頃は生活リズムの変化に慣れず、ストレスを感じることもあったのですが、「そのときの状況に合わせて優先順位を変化させていいのかも」と思うようになってから、気持ちが楽になりました。
──優先順位、ですか。
森倉:イラストを制作することをとっても、以前までは「描きたいときに描く」という傾向があったんです。そうすると、イラスト制作に充てる時間が不規則になりますよね。でも、今は主に子どもを保育園に預けている時間だけに描くようにしています。
それから、なるべくはじめから余裕をもったスケジュールを立てるように変えました。子どもや家族が病気になったり、何かしらの用事が入ったりするときもあるので、時間に余裕があった方が対応しやすいですから。
偏見かもしれないが、「育児中イラストレーター」を自称したり、出産の話を出すのは「女性」の可能性が高いのではないだろうか?フェミニストどもが「いるかどうかも分からない存在」を守った一方で、現実にいる2人の女性(しかも社会に受け入れられるために必死)を傷つけた事になる。
もちろん、中の人、キャラデザ、どちらも「実は男」という可能性が微粒子レベルで存在するが、その場合「女性目線の男」と、「イクメンイラストレーター」という味方を攻撃した事になるわけで、どのみち救われない話である。
3.そもそも(日本の)オタクはフェミニストである
こんな記事も見つけた。
萌え絵はポルノではなく、脱ポルノ
以上のように、萌え絵の起源は少女雑誌であり、行き着いた先は脱ポルノである。またよく言われるような性的モノ化ではなく、絵というモノに人格と物語を与えるヒト化でもあることがお分かりいただけるだろう。この他ライトノベルと呼ばれるジャンルにおける挿絵や80年代ロリコンブーム、宮崎アニメにおけるペドフィリア的特性にも言及したかったのだがタイミングがなかった。
こうした萌え絵の脱ポルノの歴史を踏まえずポルノで利用されてきたシーンを誇張するから村上隆のフィギュアはたいへん嫌われるのである。もちろん商業的にポルノ的側面を誇張した萌え絵作品も現代においても存在する。だが萌え絵の本質的なあり方ではない。
萌え絵は少女雑誌から来て、ただの絵に人格をもたらしたある種の「人間の再生」なのである。
詳細は上記リンクを辿ってほしいのだが、萌え絵は少女漫画から生まれて、少女漫画は少女雑誌のイラストレーションから生まれたものらしい。つまり本来女性向けの絵柄だったのである。
個人的にはKEYのゲームなんかを知っているので、非常に納得できる話である。女の裸が見れれば充分という世界に、少女漫画の絵が入ってきて、それと同時に精神的なつながりみたいなお話が入ってくるというのは確かにそうだったと記憶している。しかも、本来女ユーザーなんているわけねーよ!というジャンルなのにKEYには女性ファン多かったし、多分KEY以前にもいたんだろうなとは思う。
それにアメコミって言うと「筋肉マッチョヒーロー」が定番なのに、日本には「少年マンガ」「少女漫画」両方あるっていうのもすごい事じゃないか?ゲームだって、海外では国盗り物とか兵隊ものみたいな「戦争を題材としたゲーム」が多いのに、日本では「どうぶつの森」みたいな日常系ゆるほわゲームみたいなのが流行ったりしているわけである。女性の目線というか女性受けを考えて作られているわけで、オタクほどフェミニストに染められた人種っていないと思うのだが、それを敵に回すとか一体何を考えているのだろうか?*3
4.キズナアイは「女性」ではなかった!?
自称「インテリジェントなスーパーAI」だが、頭脳はかなりぽんこつ。「AIなので男でも女でもない」らしく、性別を改めて問い質されると必ず逸らかす。
「アイ」はAI(人工知能)から来ているので、Siriみたいなものらしい。
……ここのところ、宮崎駿とか東浩紀とかNHKとか嫌いなやつを擁護する事が多くなってきている気がして、自分の立ち位置を忘れる。320人の常識人のみなさんがいてくれたのがせめてもの救いである。