ターゲット

 あけおめことよろ。いつも通り紅白歌合戦を見ながら、観客というものについて考えていた。

 

 年明けに個人でライブをやっているのと、紅白に出場するのはどっちがお得なのか?みたいな事を考えていた。ファンサービスという意味でも、商業的に儲かるという意味でも個人でやっている方がいいに決まっているし、紅白はリハーサルから反省会まで面倒くさいみたいな感じだったので、10年くらい前あたりは紅白に対してはあんまりいいイメージはなかった。

 

 けれども紅白はブラジルみたいな国でも放送されているらしい。と言うことは日本国内のそれも特定地域でしかライブをやっていないアーティストよりも地名度を上げられるチャンスではあるわけだ。…… 宣伝費ゼロで。

 

 テレビって何だかんだオワコンにならない気がする。むしろインターネットの方がテレビの劣化版のようなコンテンツが増えている気がする。中国人は中国のインターネットしか見ないし、日本人だって英語のコンテンツなんてほとんど見ていない。同じ言語圏の人間同士しかつながらないサービスになってしまっている。グーグルは企業案件を上位に表示するようになってしまったし。何よりアメリカ寄りの国じゃないとインターネットって発達していないからそれ以外に売るのが難しすぎる。

 

 最近は、NHKも力を入れているのか以前なら出なそうなアーティストがどんどん出てくるので、目が離せなくなってきている。

 

 他にも家を離れていた人達には録画という切り札があるし、個人でやる場合、他のアーティスト蹴落として会場貸し切れるほどの競争に勝てるか?とか色々あるけど、結論としては紅白に出るのは充分ありじゃね?と思った。

 

 まぁ、一番いいのは自分たちでライブをやりつつ、NHKに中継してもらう事なんだが。