VTuber3

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 VTuberがテレビに出始めてきている。個人的に印象的だったのはマツコ会議で、6000人という数字が出てきた事だ。この数字がどこから出てきたのかわからないが、ユーザーローカル調べという事だから、多分バーチャルランキングみたいなアレの事だろう。ここには個人運営とか、VTuberを名乗っていない人、無名の人まで幅広くいるわけで、大御所だけじゃなく、ついにそっちへ注目がいったのかとビックリしている。

 

 番組で紹介された「みみたろう」がチャンネル登録者数を1万人くらい増やした。こういう感じでYouTubeでチャンネル登録できる人たちがいても、無名のアカウントには票が入っていなかったわけで、テレビを軽視する風潮はなくなった方がいいと思う。こういった新しい入り口が作られる事で「みにくいアヒルの子は白鳥だったのよ」というような新しい展開が起きるだろうなと思う。*1

 


夜の軽バズりみみたろう【ゲスト:竹花ノート 渋谷ハル】 #4

 

  どんな編集されるかわからない事を出演者は不安がっているけど、これが「アウェイ」で戦うということで、ネット民がクソつまんねーって言って軽視していた「プロ」のテレビタレントの世界だ。今までヴァーチャル界隈は自分たちにとって都合のいいところだけを拾ってきたわけだけど、外へ行けばそういうのは通用しなくなるわけで、本当の意味で実力が試されてくると思う。

 

  当人達も気にしているけど、まだジャンルが伝わっていないこの時点での、初動がかなり重要なのである。ここで自分たちがどんな事ができるのか伝えられないとブームはあっという間に通り過ぎて、大衆化のチャンスを逃す事になる。全てのチャンネルが一般に向く必要はないけど、無名のまま終わるくらいなら、乗り出した方がいいやつもいると思う。*2

 

  「優しい世界」とか言われているけど、結局YouTubeは既に有名なやつらしか力を持たないわけで、要するに資本主義の悪いところを前面に押し出している。資本主義は優しくないわけで矛盾している。*3テレビの方が左の思想に寄っているんだから考えようによっては優しい世界と相性いいと思う。

*1:ただ、チャンネル登録者はボタンひとつで、今後も再生されて収益につながるかどうかは本人の努力次第だが

*2:個人的にはテレビで活躍できるやつは「いない」とまでは言わないけれど、正直「育っていない」と思っているので、即戦力になりそうなやつがランキングにいるのか微妙。

*3:アメリカ人の作ったシステムだから仕方ないところあるけど、アメリカはもっと実力主義的なイメージがあったのに、結局コネかい、と残念な気持ち。