VTuber6
「のばん組」を見て、自分が持っていたVTuberの認識を改めた方がいいと思った。
まず、キズナアイは思ったよりもトーク力ありそう。電脳少女シロもそうだけど、トーク力があるからテレビ起用されたのか、テレビで場数を踏んだからトーク力が上がったのかわからないけど、とにかくレベルが上がっている。*1むしろ「かめはめ波」のシーンで思ったけれども、本人のやりたい事にバーチャル空間がついていけてないのでは?と思った。
おっさん的に説明すると、かつては親父が作った最新鋭の兵器を自分の力だと思っていたアムロが、最終的にニュータイプに覚醒して、むしろガンダムの方がアムロについていけなくなった――みたいな。本人のレベルに合わせるとジオングみたいな未完成品で戦わないといけない状態のとんでもない世界になってきたんじゃないだろうか。
話をわかりづらくしたところで、もうひとつ。VTuberは「閉じコン」とか言われていたけど、最近は違うような気がしている。これまでコラボと言ったら同じ運営会社で固めるとか、個人勢同士で集まるみたいな雰囲気だったけど、他所の運営所属VTuberとのコラボが増えて、ちょっと広がりを見せてきたんじゃないだろうか?
例えば、任天堂のゲームは他のメーカーのゲーム機で出ないし、ジャンプの漫画家が他の雑誌で漫画連載を始める事はない。オタク向けコンテンツは会社の中でコンテンツが作られていた。それと比べるとVTuberの場合は違う会社の相手と普通に仕事をしていてそこが新鮮である。これはVTuberを著作物というより、タレントとして扱うから可能なのだろう。
まぁ、これは私が知らないだけで実は裏ではドロドロしている可能性もあるが、少なくとも見える範囲においては、仲良しな感じが不思議である。敬語で距離感がある感じでもなく、かといって同じ系列というわけでもないという、何かここら辺が他のコンテンツにない何かを生み出すんじゃないだろうかと思っている。
おっさん的に説明すると、これまでバラバラに活動していたゴジラ、ラドン、モスラがキングギドラ相手に一致団結して力を合わせるみたいなアツい展開が待っているのかもしれない。
分かりづらい例えばかりしたが、「四天王」が持て囃されていた頃とは空気感が変わってきたという話がしたかった。
2020/4/5追記
今見ると結論が意味不明。