VTuber8

 季節柄「卒業」するVTuberが増えている。*1「守れなかった…」みたいに言うファンもいるけど、敗因はどう考えても「攻め」が足りなかった事で、「守り」に関してはむしろやりすぎなくらい守っているわけで、なんか勘違いしているんじゃないか?これに関しては視聴者とか世間は何も悪くないというか、見通しの甘かった運営の自滅としか言いようがない。苦痛なのに必死に続けられてもこっちまで苦しくなるので辞めたきゃ辞めていいのだが、2019年は閉じコンと呼ばれていた界隈が攻めに転じてきているわけで、このタイミングで辞めるというのがあり得ない。*2

 

 こちらもできる限り応援したいところなのだが、何というか踏み込みづらいというか、今ひとつ何か足りない感じがして、どうしてもチャンネル登録やtwitterフォローまでいかないところがある。

 

 


鳩羽つぐ 夏休み

 

  例えば「鳩羽つぐ」は動画勢では一番好きというか、普通に面白いのだが、「推し」ではない。自分が見始めた頃には世界観ぶちこわしのクラウドファンディングなんてやってたし、動画投稿ペースは遅いし、何より最初に決めた枠から外れる事ができない。彼女に限った話ではないが出オチ感がすごくて、広がりが感じられないコンテンツが多いように思う。初動だけ伸びるというのはここ数年のJ-POPそっくりだ。

 


日本のメジャー音楽シーンは2010年に破綻している

音楽シーン全体がアンダーグラウンド

新規ファン獲得、知名度UPのプロモーションは困難
既存の「熱心なファン層」に売上げ依存
アーティストとファンの直接交流がメイン

 

 1人で同じCDを10枚購入した場合


楽曲目的であれば1枚購入すれば目的達成
→残り9枚は「音楽以外目的の購入」


ヒットチャート算出上明らかな「ノイズ」

 

  あんまり新人をいじめたくないけど、間違った道を歩んでほしくないのであえて話題に出す。「斗和キセキ」ってVTubertwitterで面白い「返し」をしたから人気を集めているらしい。*3で、どんな子なんだろうと思ってYouTubeのチャンネル見に行ったら動画が2つしかなかった。

 


【検証】バーチャルYouTuberはプロレスラーから何分逃げ切れるのか

 

  Twitterで人気になって「YouTubeチャンネル登録増える」ってのはバズり方としておかしい。「Twitterで面白い事言ったので、インスタの写真もいいねして下さい」とはならないのが普通だと思う。なぜかVTuberTwitterの力を借りたがるので不思議。*4

 

 VTuberの中にはトーク力も魅力の人がいるので、Twitter芸人になるなとは言わないけれども、YouTubeの動画は履歴書みたいなものだと思っているので、そこに何も無いと掘り下げできないし、何をやってきたのかわからないから評価しようがない。Twitterはログに残してくれない限り古い話題は流れてしまうのだから、わざわざ見ない。*5同じ理由でバーチャルSHOWROOMERとか何やっているのかわからないから応援しづらい。

 

  配信者が完璧人間である必要はないんだけど、配信者が間違った事をしてしまった時はファンや運営がフォローしてほしいと思うのだが、実際にはファンが「○○さんは悪くない」「理解できないお前が悪い」って守りに入って、運営側(おっさんかもしれない)はそういうファンを盾に逆にイキっているっていうのがなんか納得できない。現状、悪いところを増長させているようにしか見えないので、そこを何とかしてくれないと、仲間に加わりたくない。多分こういう人は私だけじゃないと思うのだが。

*1:お別れ配信で他の配信者が当たり前のように稼いでいる視聴者数を見て「こんなに来てくれて嬉しい」とか言っていると悲しくなってくる。しかもその動画がずっとトップに表示されつづけるわけで、この流れはものすごく嫌。

*2:中には人目に晒される覚悟がなかったというか、ビビって辞めてる人もいるんじゃないだろうか。

*3:見てみたけどそんなに面白くなかったし、すごいと思わなかった。むしろ痛いと思ったのは俺だけ?擁護したディープウェブアンダーグラウンドもヲチスレ住民みたいなメンタリティの人なので複雑

*4:自分みたいにネット歴が長いと、twitterみたいな声も見た目もわからない場所での発言は「おっさん」がやってるかもしれないっていう目で見てしまう。一昔前でいうとすーぱーそに子とかちゆ12歳とか男だと思ってた。けれど、熱狂的なファンは何がなんでも本人の発言だと主張するからなんか近寄りがたい。ゲーム部とか今は生放送とかやるけど、初期の頃は怪しい感じで、台本っぽかった。でも今はいろんな意味で上手くなってきたので、自分は評価してもいいかな?という思いもあるのだが、ファンの中にはガチ恋しているのか「ゲームが上手い女の子がいてもおかしくないだろ!」と顔を真っ赤にする人が未だにいる。

*5:面接で言った事なんて大抵の人は忘れる。