V禁

 VTuberと距離を取る事にした。一々報告する事でもないけど、一区切りつけておかないと何かある度に浮上する事になると思うので、制約と誓約の鎖を自分に突き刺しておく。

 

 VTuberに対して自分ができる事がなくなった。

 

 流動的なコンテンツなので確かな物が何もない。例えば本人が「○○が好き!」みたいな事を言っていても、人の好みなんて時の流れとともに変わるし、むしろ過剰摂取でアレルギー的になるかもしれない。それなのに「この子は○○が好き!」と断定してしまうと、齟齬が生まれる。「今までこうだったでしょ」が要求になってしまう。その時点では正しかった物でも、後々常識や前提が変わってしまい役立たなくなる。*1自分が書いてきた記事も1年も経っていないのに古くさい物になってしまった。先人達はなぜ書かないんだろうと疑問に思った事もあったが、流動的な物である以上語らないのが正解だった。*2

 

 自分がプロジェクトに関われているならともかく、客の立場で問題点を挙げてもクレームにしかならない。この界隈は身内に甘く外に厳しい印象だったが、最近になって身内から声が上がるようになった。その一方で厄介オタクという言葉が出てきて、その定義と線引きはVTuber本人が行う。厄介オタクに認定されるのも、気に病んで辞められるのもどっちも嫌なので、黙っておく事にした。

 

 Twitterでの応援もしづらい。ファン同士の人間関係があったり、推している人にアンチが沸いてた場合ギスギスしがち。ファンの存在がデカいからそうなってしまうのかもしれないけど、個人的にはもっと軽い気持ちで見たい。V専用アカウントを推奨しなければならない感じがなんかキツい。

 

  投資段階にあるので、金を流すのが正しいのかもしれない。が、今の客層はclusterみたいなVR系よりLive2D系を使ったりしたアバター的配信を見ているので、技術より人が重視されているように感じる。仮に3Dの体を手に入れても元々2Dで活動していた人達なのであまりノウハウがない。「VTuberならではの表現にこだわらなくてもいい」という声もあり、コンテンツへの投資というより演者(+運営)の生活費の工面をしているように感じる。*3

 

  動画勢なら再生数で貢献できるかもしれないけど、一部ネタ切れ感があって見なくなってきている。こんな過疎ブログでただ動画紹介しても効果ないし。

 

  VTuberの技術自体はオワコンにならないと思うので、流れが変わる時まで封印されてとく。*4

*1:中の人論争とか

*2:今も2人目のキズナアイで揉めているようだが、語ったところで意味なさそう。個人がどう思おうが、残った方が正解になる。

*3:ゲームクリエイターは職業だがツクラーは職業じゃないように、YouTuberは職業でもVTuberは職業と呼べる段階にない。

*4:いい流れに対しても余計な一言は言いたくないので少なくとも一年は眠っとく