第二言語

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 日本人は論理的思考が苦手だと言われるが、その原因は日本語にあるように思う。例えば英語というのは5Wをハッキリさせたがる傾向があるので、日本語に比べたら論理的だと言える。アガサ・クリスティとかコナン・ドイルとかを生んでいるのも偶然じゃないだろう。*1

 

 一方で日本語は主語をぼやかしても通じる文化である。なぜ通じるのかと言えば受け手側が前後の文脈から相手の言わんとしている事を察するからだ。これは受け手側に負担を強いているわけで、精神的にゆとりがある時は豊かな文化を育むのだが、逆に余裕がなくなると相手の意図を正しく認識できなくなる。

 

 日本語を捨てろとまでは言わないが、絶望的になった時は「違う思考」が出来ないと詰むと思う。第二言語の取得を急いだ方がいいと思うが、今から学校教育に力を入れたところで、少子化な上に彼らが社会に出ている頃には日本が終わっている可能性が高い。私のようなおっさん含めた大人が言葉の通じない相手に伝える習慣が必要なのだろう。

 

 今のところ日本は中国と違って、海外のインターネットサービスにアクセスできるのだから、その気になれば学習環境は揃う。そこら辺意識しておいた方がいいんだろうなと思った。

*1:論理的だからと言って賢いわけではないが、余計な誤解を与える事は減るんじゃないだろうか。