2019年を振り返る その1「脳味噌の外」

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 自分の中でネットの立ち位置が変わったので、ブログタイトルを「鈴木さんの海、その中(旧:鈴木君の海、その中)」から暫定的に「のうみそのそと」に変更した。*1

 

 「の海、その中」は「脳みその中」を意味する。日常では何考えているかわからない私をわかりやすく見てもらうために、頭の中ではこんな事考えている!というのを伝えるために始めた。

 

 ただ、これはかなり間違いだったと思うところがある。例えば私は「意識高い系嫌い!大衆の味方だ!」みたいなスタンスで書いていたつもりだったが、実際には大衆のほとんどはこのブログのスタイルが嫌いで、今の時代にこんな長文だらけの過疎ブログをわざわざ見に来る人達はほぼほぼ意識高い系なのである。

 

 意識高い系が読者なのに意識高い系にケンカ売る――というようなアホな事をやっており、ファンよりアンチの方が多いクソブログと化してしまっている。例えるならば日本軍は誰も聞いていないのに、暗号化されていない平文をそのままアメリカ軍が盗聴しているみたいな状態になっている。アホの中のアホである。

 

  実験的に「めっちゃわかる」シリーズを作ってみたが、これは「脳みその中」を見せないで記事を書くとどうなるか?という試みだった。結果としてこれはTwitterリツイート機能と同程度の意味しか持たず、個人の意見としては弱い事がわかった。他人の言葉に依存してしまうと、「著者のこの部分は納得できるが、ここは違う考えだ」のような細かなニュアンスが消える。まるで私がこの人を盲信しているかのように見えてしまう。例えわかりづらくても自分の言葉を多くした方がマシである。

 

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脳みそは最強の金庫なのだ。

 

  自分にとって脳みその中を見せる事は、お金をあげる事に近い事だった。いや、お金ほどの価値はないので、チャーハン作ったから食べてくれない?レベルの善意のつもりだった。でも、それが今の時代機能していないという事がわかった。あまりにも割が悪い作業だという事に気づいてしまった。

 

 だから、「のうみそのなか」を見せるのを止めた。

*1:鈴木を消したのは身バレがやばそうというよりも、全国の鈴木さんに迷惑かかってそうだなと思ったので自重した。前々から気にはしていたが、タイミングが分からなかった