2020年超個人的メモ9「YouTube大学」
・中田敦彦に関して妙な擁護しなくてよかったーという感じ。
・見始めた頃はチャンネル登録者数とか隠していて*1私の理想を実践している数少ないYouTuberだったのに、登録者多かった事を公開してしまい残念。*2
・最近は見ていないが、見なくなった今の方が再生数稼いでいるようにも見えて、世の中わからない事だらけ
・自分が見ていた頃の話なので情報が古くなっているかも
・ゲーム実況動画に近いと思った。30分近い動画はYouTuberに少ないだけで、ゲーム実況では普通
・著作権的にグレーなゲーム実況と比べると、著作物そのものではなくホワイトボードを使っているので比較的クリーンなイメージ
・「驚き」など「リアクション」をとりながら紹介するのは新鮮。よく比較される池上彰は「知っている人」として登場するのでこの特徴はない。「*3
・ゲーム実況はゲーム苦手な人でも見るように、勉強も自分の代わりに反応してくれる人がいることによって関心を持たれたのではないだろうか?
・自分が見ていた時は「講師です!細部は違いますが、情熱を応援したい!自ジャンル扱ってありがとう!例え方など参考になりました!勇気をもらいました!」みたいなコメントが割とあって、大人も見ていた
・明らかに中田よりも知識ありそうな層からのアドバイスも多く、信者的ではなく建設的な意見も多かった。
・炎上の対応さえ間違っていなければ、コロナ禍でオンライン授業をやる際に多くの講師を勇気づけたんだろうなと思ってしまう。
・ご存じの通り批判が殺到したわけだが、「批判の仕方」があまりよくなかったのか「本人の人格」に問題があるのかわからないが、状況は(個人的見解では)よくなっていない*4
・誹謗中傷と批判は違う!という事を持論で語る人達は多いが、「批判」と「否定」は違うという事を語る人はあまり見かけない
・「否定」から入ってしまった――あるいは否定と捉えられたために信者側の「肯定」と対決になってしまった。
・わりかし中立の人達が去って行き、コメントの雰囲気も変わってしまった。*5否定的なコメントも削除する方針らしくそこはマイナス・(コメントにハートをつけるというカジサックを師匠と言っているのに))*6
・炎上後は「参考文献を明らか」にする事と、著者に動画を見てもらって「監修」してもらう事にしたらしいが、本紹介系YouTuberみたくなってしまった
・本紹介系になって胡散臭さが増した気がするが、そもそも本だけで情報収集するべきではない。(詳しくは後述)
・本紹介系ならサラタメさんみたいなタイプが既に存在するからいらないというか。サラタメさんが面白いのも自分の体験談や価値観を語るから面白いのであって、書籍自体はサブという認識
・気がついたら「面白い」じゃなくて「わかりやすい」が評価されてる
・個人的に「教育系」に求めるのは「オールの使い方を教える事」であって、自分一人で湖を泳いで紙に「手書き地図」を書く事ではないと思う。オールさえ渡せば生徒は勝手に泳ぎ出すと思う*7
・ただ「オールの使い方を教える事」にもくそ真面目な人がいて、「お前みたいな素人が教えて子供が溺れたらどうするんだ!?」みたいな意見もある。一理ある。*8
・うまく言語化できなかったのでボツ記事にしたが、「面白さ」と「正しさ」は矛盾しないというのはアレンジの話。音楽で「メロディ」「歌詞」はそのままに合いの手とか楽器とかコードを変えても同一テーマは紹介できる。
・問題なのは音程がズレたのを同一の曲と言い張る事で、アレンジがよくてもミスはミス。中にはミスタッチも味みたいなジャンルもあるかもしれないが、ミスは不協和音で聴衆にも原作者にも失礼なのでなるべく出さない方がよい
・間違える事自体は悪い事ではなく、間違いを訂正しない事が悪い事。
・間違いがあったときにすぐに修正できるのがネットのメリット。*9なのに間違いを認められない頑固な人が多いという矛盾*10*11
・炎上があった時に長期間放置しすぎだと思う
・後に同一テーマで動画を撮り直したみたいだけど、あまりにも時間がかかりすぎて火をつけた人達の関心はなくなっていた。
・仮にもYouTuberを名乗るのならフリーソフトでいいから動画編集で訂正情報を挿入するなり対応してほしかった。どっかの制作会社に外注していて自分たちでは映像編集できないのかもしれないけど。
・炎上動画は非公開にして様子を見るべきだった。再生数稼ぎの炎上商法だと思われても仕方ない。
・友達にオンラインサロン系が多い*12からその影響を受けているのかもしれないけど、謝る事はかっこわるい事じゃないと思う。オンラインサロン系は「俺様系」なイメージが強すぎる。*13
・知識というのは奥さんみたいなもので、長く連れ添っていてもこんな側面もあったのか!と惚れ直すことができる
・今の中田がやっていることは次々と新しい女に手を出しているだけでいつかネタがつきそう*14
・同じ題材だからつまらないわけではないのに、訂正したり更新しないのはやっぱり違う
・ここから先は「批判者」に思うこと
・中田敦彦はイスラム教徒を怒らせた!みたいな話があったが実際のところどうなのだろう?
日本人はパレスチナ人を差別され抑圧されたかわいそうな人と思っているかもしれないが、彼らの中には日本人を差別されて然るべき異教徒と見る人がいる。アラブ人には基本的に差別は悪いという考えはなく、異教徒は石を投げられることもある。私のような異教徒女性が「売春婦!」と言われるのも同様だ。 https://t.co/PFUwWniHv9
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) 2020年3月3日
そもそもなぜトルコのクルド人が日本で難民申請しているのかが謎だ。テロ組織PKKのメンバーでもない限り、クルド人もトルコ国民としてトルコで普通に暮らせはずだ。PKKメンバーならテロリストなので、拘束と本国送還が妥当であろう。どんな背景があるか知らないが実に奇妙だ。 https://t.co/wB03adM6Hy
— 飯山陽 Dr. Akari IIYAMA (@IiyamaAkari) 2020年6月1日
・飯山陽氏を親イスラムだと思っている人は多いかもしれないが、上記の引用を見る限り、そうでもなさそう。*15
・研究者はメディアや信者ではない。別に対象に媚びを売る必要はない
・ペット関連の仕事をしている人が動物を大切に扱うかというとそうでもないし、牛肉屋は牛肉が好きなのであって牛が好きではない。命の選別をする医者もいるし、少数民族の墓から遺骨を持ち去る教授もいる。
・もちろん相手の人格を見て意見を聞かないというのはよくない。「批判している方がおかしい」から「自分は正しい」とはならない。言っている「こと」を聞くのが大事
バカが自分より少し物識りなバカの話を聞いてときどき少し賢くなるならバカには上出来。批判する専門家を自称するのも似たりよったりのバカ揃い。バカに厳しい身のほど知らずのバカの方がよほど軽蔑に値する。#みんなちがってみんなダメ https://t.co/sEleGgLVBz
— 中田考 (@HASSANKONAKATA) 2020年1月15日
バカが自分より少し物識りなバカの話を聞いてときどき少し賢くなるならバカには上出来。批判する専門家を自称するのも似たりよったりのバカ揃い。バカに厳しい身のほど知らずのバカの方がよほど軽蔑に値する。#みんなちがってみんなダメ
・私はこの界隈に詳しくはないが、中田考氏と飯山陽氏は犬猿の仲のように見える
・中田考氏はイスラム寄りというか、イスラム教徒そのものというか、そういう立ち位置の人なのに上記の発言は冷静に見える。
・これを見る限り本当に怒っていたのはイスラム教徒だったのだろうか?疑問が残る
オリラジ中田さんがYoutubeで公開している「Youtube大学」の歴史系の授業について、少し考えたことを。
— 世界死bot (@ToOutliveToBe) 2020年1月11日
非常に反響の大きい企画に成長した一方で、その内容の正確性などについて批判の声がちらほら聞こえてきています。ここから少し歴史との付き合い方について考え直してみよう、というお話です
・普段面白ツイートしている人が意外と深い話をするTwitterあるある
・ここら辺も話が複雑になってくるのでうまく言語化できないが、宗教的、政治的な正しさと分けるのが難しくなってくる
・教科書に書かれている内容は「正しい」とされているが、戦時中の天照大神が乗っていた頃とか、鎌倉幕府が1192年ではなく1185に変わったことなど、教科書自体が間違っていた過去がある
・学者や研究者のいる世界は天空の世界で、我々は大地にいる。学者達はA、B、C複数の説から選択式だが、高校以下の教育は教科書を元にした「正しさ」であり選択の余地はない
・天上の世界にいる人達にとって複数の説が見えているので他者への批判すら容易ではないが、絶対な「正しさ」があると思いこんでいる地上のものたちほど答えが明確であるため他者を批判しやすい*16
・「ABC諸説あるものでAをえらんだこと」と「誤字脱字などの明らかな間違い」は違うのだがごっちゃになって議論されているような気がする。
・後者については動画じゃなくてコメントなどで訂正しているが、見逃してしまう可能性を指摘されている。先述したように「一度抱いた女には興味がないのか」という話で何度でも撮り直せるくらいそのジャンルを好きになってほしい。浅いし、ネタにしたかっただけにしか見えず、ガチでそのジャンルが好きな人には不快になる*17
・前者については複数の書籍を紹介することで回避しようとしているが、そもそも怪しげな情報を紹介する事自体よくない人と思っている人が批判しているイメージ
・逆に、怪しげだが両論を併記しろと怒られているケースもある。5Gの危険性も伝えろ!といって電波の危険性を紹介しろという批判もあるが、これはデマの可能性があり、これを紹介したら紹介したで叩かれそう。
・Twitterでは中田敦彦を見てないアピールして賢さを示す人間がいるが、30点の人間が50点の人間を批判したら60点になるのではなく、30点は30点。
・「情報はお金を払って得るべきで動画で無料で得るな」という意見にはあまり賛同できない。そういう考えがあるから情報商材がはびこる
・悪い情報が簡単に伝搬しやすい時代に「いい情報」だけがお金払わないといけないとなったら世の中愚かな行動をする人が減らない。
・いい情報、広まってほしいことほど無料にしてネットに集めるべき*18
・書籍は学問というより宗教的、政治的な側面が強い。*19最近の本屋で自己啓発本が多いのも不思議はない
・私は図書館を利用*20していたが、図書館には「○○市の歴史」みたいなどう考えても全国で売れなさそうなマニアックな本が所蔵してある。「売れる売れない」と「知識」は別物だ
・おまえ上級国民だろ!という新手のdisり方。これといった実害もなく名誉毀損にしづらいのでは?
*2:批判に耐えきれずマウントとりたくなったのか?と邪推してしまう。
*3:解説」系の雑学動画はたくさんあるが、「実況」系の雑学系動画は少なく感じたので新鮮
*4:お財布事情とかはよくなっているんだろうね(遠い目)
*5:肯定>意見
*6:……まぁ、でもYouTuberっぽい対応
*7:キリスト教でもない人が聖書をざっくり読んでざっくり紹介してたらそりゃ胡散臭い
*8:転びながら自転車の乗り方を覚えたみたいな理屈が通用しない時代になりつつある
*9:書籍とかだったら回収大変。テレビなら誤った情報を流した時間と異なる時間に訂正情報を流さないといけないので誤情報を受け取った人に届かない恐れがある。
*10:いつだったか岡田斗司夫のニコ生でビートたけしの間違いを指摘できない芸能人とか、「シンゴジラのテーマだ!」という芸能人に対していやいやそれは「宇宙大戦争のテーマ」なんだけど仕方ないかみたいなオタクマウントしている回で、岡田自身がミスをして視聴者が指摘したというネタ回があった
*11:TwitterやYouTubeはいいね!をはじめとする妙な「数字」がひっついているので削除したくない人が多いのかな?
*12:プペルとか褒めてるくらいだし
*13:ホリエモン、キンコン西野、落合陽一あたりとかだったら理解できないやつがバカだと言いそう。
*14:一度抱いた女には興味ないのか
*15:どうでもいいけど、この人「東浩紀」「ひろゆき」「三浦瑠麗」「糸井重里」「鈴木福くん」……といった広範囲に噛み付き亀していて笑った。私などまだまだ、上には上がいた。
*16:さきほどのイスラム云々でいうと飯山陽氏は天上にいるはずだが地上的な批判をして地上の人間達もそれに加わった、中田考氏は天上から見ているのでみんなダメといっているのではないか
*17:この辺もゲーム実況に似てる
*18:だからこそ悪い情報は訂正していく必要がある)
・別に出版業界をつぶしたいわけではない。売れる本は「知識」で売れているのではないと思っている
・世界で一番読まれた本は聖書。二番目は毛沢東語録、三番目はハリーポッター。「学術的」に正しい本ではない。((日本だと漫画が一番読まれているのだろうか?
*19:お守りみたいなもん
*20:こんなご時世で行けてない