その17「銃だってNG」

 おそらく規制問題について最も関心を持たなければならないのが、銃(gun)に関する表現規制でしょう。

OCG>>リボルバー・ドラゴン - Google 検索
TCG>>Barrel Dragon - Google 検索
回転式拳銃が光線銃になっています。

OCG>>夜霧のスナイパー - Google 検索
TCG>>Cloak and Dagger yugioh - Google 検索
ゴルゴも規制。

OCG>>インフェルニティ・リローダー - Google 検索
TCG>>Infernity Randomizer - Google 検索
もはや別物ですね。

OCG>>スパークガン - Google 検索
TCG>>Spark Blaster - Google 検索
色の問題なんでしょうか?

OCG>>XZ-キャタピラー・キャノン - Google 検索
TCG>>XZ-Tank Cannon - Google 検索
ポケモンカメックスも規制対象でしょうね。

 とまぁ、このように「表現の上では」どんどん銃規制が進むアメリカです。テレビの放送コードに引っかかるのかもしれませんが、子供たちが見るアニメなどにおいても銃の表現は規制されるようです。しかし、ここで考えて欲しいのはアメリカは銃社会だという事です。

 アメリカでは、1993年にすでに2億2300万丁もの銃が私的に所持されている。所持されている銃の種類は主にハンドガン、ライフル銃、ショットガンの三種類だ。なぜアメリカ人はこれほどまでに銃を所持したがるのだろうか。

 彼等が銃を所持するのには理由がある。その主な理由とは、「不法侵入者を銃で威嚇、あるいは撃つため」、「銃を体験できる環境だったから」、「的撃ちや狩猟のために銃を所持している」、「正当防衛のため」、そして「護身のため」というものだ。これらの意見は個人的には理解できる。なぜなら、自由に銃を購入し所持できる国で、これだけ多くの人が銃を持っていたならば、いつ命が危険にさらされても不思議ではないからだ。いざというときのために懐や近場に置いておくべきだと思う。現に「銃で脅されたことがあるから銃を所持した」という人も存在している。銃犯罪も多発している。そのような国だからこそ銃が必要になっているのかもしれない。だから、小さな子供でさえ銃を所持しているのだろう。しかも、これについては親がわが子に銃を所持させているのである。アメリカには「子にも銃を持たせたい」考える親が78%もいる(USA Today, Dec,30,1993)。驚くべき数値だ。

 表現の上では規制されているのに、なぜ所持は禁止されないのでしょうか?「不法侵入者を銃で威嚇、あるいは撃つため」、「銃を体験できる環境だったから」、「的撃ちや狩猟のために銃を所持している」、「正当防衛のため」、「護身のため」……映画やカートゥーンの影響なんて答えはありません。子供たちが「銃ってかっこいいよなー」みたいにハマって銃社会になっているわけじゃありません。どう見たって別の理由で銃を所持する世の中になっています。

4歳のキッズが喜ぶ「初めてのライフル」 ― 米で銃規制巡る議論再燃

■子どもに銃をプレゼント

まだ6歳の少女。サメが怖いというごく普通の女の子だ 画像は「Daily Mail」より

“最も低年齢向け”にクリケット社が『My First Rifle(僕/私の初めてのライフル)』というキャッチフレーズで販売を展開しており、親達がこぞって子供達にプレゼントするのだという。驚いたことにこの写真の少女はわずか6歳である。

 こともあろうか子供に銃をプレゼントしています。みんながみんなプレゼントしているわけでもないでしょうが、「隣の家ではクリスマスプレゼントが銃」みたいな状況は寒気がしますね。

 結局のところ、表現の規制と、実際の規制は全く別の問題です。表現の上だけ銃の存在を消しても、実際の世の中から銃は消える事はありません。銃が増える原因は別のところにあるからです。つまり、表現規制に社会を変える効果はありません

 表現規制が進められている理由の一つである「ポルノ」について考えましょう。日本にポルノが多いのは事実でしょうが、では、以下のデータからあなたなら何を考えますか?

http://www42.tok2.com/home/seekseek/53.html

G8の1999年ないし2000年の強姦(件/10万人)
カナダ   78.08件  単純所持禁止 二次元禁止
アメリカ  32.05件  単純所持禁止 二次元禁止(ただし違憲で無効)
イギリス  16.23件  単純所持禁止
フランス  14.36件  単純所持禁止
ドイツ    9.12件  単純所持禁止
ロシア    4.78件  
日本     1.78件

 単純所持を禁止している国はまだ法整備が進んでいない国より、はるかに犯罪件数が多いです。しかも、二次元まで禁止している厳格な国ほど事件が起こっています。規制のキツさと犯罪件数が比例するのかはわかりません。しかし、効果がない事は確かでしょう。

http://tanteitalk.com/shozaichousa/amelica/

特に、100万人にのぼる行方不明者のうち、なんと85%以上が子供なのです。

つまり、年間で行方不明になる子供はおよそ 800,000人。
ついさっきまで、そこら辺で遊んでいたはずの子どもが消えてしまうといった、いわゆる”神隠し”は、米国では日常茶飯事だと言われています。

 日本が比較的治安のいい国である事は有名です。しかし、アメリカの治安は上記の通りあまりよくありません。80万人の行方不明者とか、自分が住んでいるド田舎市より人数が多いです。そんなにいなくなられたらゴーストタウンになってしまいます。このような事情があるから、たしか12歳未満の子供は保護者が常に監督していなければならないというルールがあったはずです。日本は「はじめてのおつかい」という番組が成立するくらい治安がいいんです。*1

 となりのトトロの「家族の入浴シーン」がやたらと海外では問題になるようですが、なにが本当の問題なのか考えなければなりません。これは海外において父と娘を一緒に入浴させた事により「問題が起きた」から法律を整備していったのです。日本ではちゃんとまじめに「入浴目的」としてしか考えないから何も「問題が起きなかった」のです。だからいまでも残っているんです。けしてふしだらな民族だからではありません。上記のデータから総合して考えると日本人より外国人の方がはるかに性欲が強いと言えるんです。これが本当に統計的、科学的な考え方です。客観的に見たら治安の悪い国で出来た法律を治安のいい何の問題もなかった国に適用させようとしているようにしか見えません。

 表現規制をして「効果がなかった」ならまだマシです。実際は表現規制をしている国の方が犯罪件数が多い事から施行により「犯罪が今より増える」可能性があります。男の性欲どうのこうのは説明しても女性には伝わらないでしょうから、子供の防犯から考えましょう。規制がゆるい社会では少女愛好家に隙が生まれます。あらかじめ「アイツ、小さい女の子が好きなんだってさ〜」とか「こういうグッズが家に多いらしい」といった情報が手に入りやすいので、そういう人にはなるべく近づかないという自衛の方法があります。しかし、規制が施行されると少女愛好家も慎重になり、表面上分からないように偽装する可能性が高くなります。「あんないい人がなぜ」「そんな様子もなかったのに」という事が増え、犯人逮捕が難しくなります。自衛も難しいです。しかも、法律が施行されたら日本人の性格からしてヘンタイ扱いされるのを恥ずかしがって誰も規制を緩めようとしないでしょう。一度決定されたが最後です。

 誤解してほしくないのですが、私は別に「性描写や暴力描写を好き勝手にやってもいい」とか「子供が危険に晒されてもいい」なんて考えはありません。マスコミや出版社には「自主」という言葉の意味を理解して本当の自主規制をやってほしいですし、少女が危険に晒されないために自衛の環境を残したいのです。まぁ、信じてもらえなくてもいいんですけどね。

 今回で、言いたい事は一通り言い切ってしまったので、後はどんなものが規制されるのかをぽつぽつと紹介していきたいと思います。それでは。

おまけ

OCG>>武器庫荒らし - Google 検索
TCG>>Arsenal Robber - Google 検索
弾丸(bullet)も規制対象です。

OCG>>全弾発射 遊戯王 - Google 検索
TCG>>Full Salvo - Google 検索
マリオのキラーを考えた人は天才ということで。

*1:まぁ、これはやらせ番組の可能性もありますが。少なくとも見て「危険だ!」と思う人が少ないというのは中々にすごい事です。