性的コンテンツ

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  一部でしか話題になっていないが、女性弁護士がキズナアイNHKにケンカをふっかけたらしい。キズナアイNHKも別に潰されて構わないが、この女性弁護士の意見には「?」となるものがあり、それに対して賛同や賞賛の声が上がる事にも疑問を持つ。

 

news.yahoo.co.jp 正直、「誰がテレビをつまらなくしたか」のテンプレートに使ってもいいレベルのいちゃもんだが、キズナアイNHKも面白いコンテンツだとは思わないので、どっちもどっちであった。

 

 1.本当に性的か?

sudzuking.hatenadiary.com キリスト教基準で言うと、「ヘソだし」「ふともも」がマズい。が、逆に言うと「そこだけ」でそれ以外は布を付けてる率が高い。当該ページを見ても何がまずいのかよく分からなかった。二次元キャラの中で飛び抜けて露出が高いわけでもない。アクビちゃんや初音ミクが性的か?と訊かれても「いや別に」レベルである。が、彼女の批判に納得した人はどこからかこのキャラクターに「性的」なものを感じるらしい。この「性」は男が考える「エロ」とは別物と考えた方がいいだろう。

 

  2.NHKは何故キズナアイを使ったのか?

 関係者じゃないのでわかりません。

  ただ、NHKは他の民法が無視を決め込む中、いち早く「東方project」に触れたメディアである。なので、今の若者や世界はどんな事に興味を持っているのか?というアンテナは常に張っていると考えられる。

 

  キズナアイは日本というよりも、海外で受けているキャラクターだ。ここら辺は彼女のYouTubeチャンネル(ゲーム系)を見れば、分かる。選んでいるゲームもそうだが、英語字幕も(ファンメイドかもしれないが)付けられるなど、世界的コンテンツで、だからこそニコニコ動画ではなく、YouTubeで配信している。

 

 普段「ノーベル賞なんて興味ないよ」と思っている層に、今話題のキャラを使って説明してあげようというのはよくある手法であって珍しい事じゃない。

 

  3.彼女は何に怒ったのか?

NHKノーベル賞解説サイトで

このイラストを使う感覚を疑う。

女性の体はしばしばこの社会では

性的に強調した描写されアイキャッチの具にされるが

よりによってNHKのサイトでやめて。

このサイトで女性受賞者は少ないの?とか書いてるけどこれじゃ理由わかんないんだろう

 「~した~され~されるが」が読みづらかったので区切った。「よりによって~やめて」が日本語としてよく分からないので誤読があるかもしれないが、とりあえず読み取ろうと思う。

 

  「NHKノーベル賞解説サイト」「よりによってNHKのサイト」とあるように彼女にとってNHKはそんなイラストを使ってはいけない存在らしい。これは「営利企業と無関係であるNHKが企業臭さのただようキズナアイと関わりを持った」と捉える事もできるし、「弱者ワッショイの反日左翼NHKがよりにもよって社会強者の男性向けコンテンツの萌えキャラ使うなんて」とも捉えられるし、「NHKというクソ真面目な権威がキズナアイとかいうふざけた存在を認めるなんて」という風にも取れる。いずれにしろ民法だったらここまで言われなかったのかもしれない。

 

 次に「女性の体は」とあるように彼女はキズナアイの「ぶりっこな喋り方や身振り」に怒っているのではなく、サイト内に女体がベタベタ「アイキャッチの具」として貼り付けてある事が気に入らないのだろう。

 

www3.nhk.or.jp

  しかし、実際のインタビューでは上半身しか映っておらず、「へそ」「ふともも」と言ったアウト要素が削られている。ちなみに「脇の下」は欧米基準では性的ではない。男の目を引く衣装だから禁止!というのはどちらかというとイスラム教の考えであって、世界のフェミニストが戦っている価値観である。

 

  4.彼女はフェミニストなのか?

 「クソフェミ」みたいな事を言われているが、彼女の思想はどちらかというと保守である。アメリカのレディーガガは「左」寄りで、トランプ大統領が「右」だとすると、彼女は右そのものである。マジモンのフェミニストはフリーセックス万歳!家族という枠組みは古い!というクソビッチなので、「女らしい体で何が悪い」という意見の方が多い。

 

  また彼女のいう「女性の体」はバーチャル上の存在であるキズナアイには無い。これが雑誌のグラビアやポルノ女優のような実物があって、実際に傷つく「体」というものがあるのなら、「女性を守りたい」という意思があるように思える。しかし、実際には無い物を守ろうとする不思議な事になっている。彼女の目的が「女性を守りたい」以外にあるのではと疑念を持つ。

 

 「非実在青少年」の問題と似ているが、あれも右寄りの党が賛成していた。自民党政権下で女性自衛官が海外派遣されるし、女性も戦車に乗れるようになった。女性が活躍するすごい時代だ。私は応援しないけど、社会が望むのならば仕方の無い事だ。頑張って下さい。

 

  5.表現規制は正義か?

 誇張しすぎは問題だが、表現そのものの規制は危険である。その昔ちびくろサンボという作品があって、アフリカにはいない虎が出てくる事から分かる通り、本当はインド人の子の話だと思われるのだが、黒人差別の表現だとして廃刊にまで追い込まれた。それと時を同じくして肌を黒く表現することによるクレームを恐れたクリエイターや出版社が「腫れ物」扱いして、「自主規制」するようになった。その結果アニメやマンガなんかは世界に進出するメディアになったのに肌の白いキャラクターばかりになってしまった。

 

 表現を規制した結果「黒人差別」がなくなったかというと、「なくなっていない」わけで、何も効果がなかったわけである。FGOなんかで褐色のキャラクターが描けるようになって本当によかったと思っている。まぁ、黒人キャラと引き換えに今度は女の子キャラが消えそうなんだが。キズナアイはファッションはともかくとして、「女性の体」としては抑え気味な方であり、どこら辺が誇張されているのか疑問である。

 

 6.性的コンテンツは悪か?

note.mu

まあ、普段からエロい事してるわけだし
匿名の質問箱なんて設けたら
『おま●こびろびろろー』とか
『きみのおま●こ僕の唾液でびしょびしょにしてあげるよー』
みたいなクソメッセージがたくさんくるんだろうなあ。
と思って、不快な言葉はスパムにしてくれるマシュマロというサービスを使ってメッセージを募集することにしました。

ところがどっこい!
いざ募集をはじめてみたら、本当に真剣な質問が沢山寄せられるようになったのです!

 

(中略)

 

この活動を始めて現在二ヶ月ぐらいですが、本当に沢山の人が性の話をなかなか人にできず悩んでいるのだとわかりました。
わっちは先生ではないので『わっちのもってる知識を皆んなに教えたい!』というスタンスではなく、
ひとりの『えっち愛好家』として、おゆかり♨️様達と、リアルの世界ではなかなか出来ない性の話をどんどんしていきたいと思ってます!

もちろん、求めてない人に強要するつもりはありません。必要としてる人にちゃんと届くように、頑張っていきます。

バーチャルからリアルをかえるんだ』
ミソシタさんが歌う歌詞が現実になる日がくるって信じてます。

  多くは語らないが、性に緩い社会だからこそ出来る事もあるのである。性的コンテンツに関わっている全員が差別的なのでもなければ、悪人でもない。ちなみに、念のため言っておくがキズナアイはエロやお色気を売りにしていないし、そういうのを誰も求めていない。

 

  7.本当に「キズナアイ」に怒っているのか?

 理屈で考えれば考えるほど、なぜキズナアイが批判されるのか理由が分からなくなる。そして、この女弁護士の意見に賛同する意見が多いというのが何よりも驚きだ。思うに彼ら彼女らはキズナアイではなく、「二次元萌え」と言っている男や「電車内でエロいの見ている」男などに普段からフラストレーションがたまっていたのではないだろうか。それがたまたま彼女のツイートによって爆発しただけで、理由などどうでもよいのではないだろうか。理屈ではなく感情だけで動いているだけと考えると理解できる。

 

  この程度で扇動されてしまうというのが、戦争前の日本人と同じメンタリティでヤな感じである。今はいい時代であるのと同時に恐ろしい時代だ。

ニンゲンの逆襲【ゴジラの逆襲】

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 今作は、焼き直し感が強い作品であるが、特にキャラクターはダブって見える。例えばヒロインが社長令嬢といういいとこのお嬢さんで、前作の博士の娘とイメージがカブる。また主人公達の関係が実は三角関係で、相手の男が最後は死んでしまうという話の流れも同じなのである。

 

  言葉に重みがあった前作と違って、全体的に軽くなっているので印象にも残りづらくなっている。が、大人になって改めて見ると、この「イメージの共有」には深い意味があるという事に気づく。ゴジラの逆襲は「ゴジラ」から次のように変換されている。

 

最初のシーン

海(船)→空(飛行機)

 

主人公
尾形秀人(南海サルベージKK所長)→月岡正一(海洋漁業KKパイロット)

・海の中に潜る仕事→海の上空を飛ぶ仕事
・自らの保身ばかり考える男→命知らずな男

 

ヒロイン
山根恵美子→山路秀美
・自分への好意に最後まで鈍感→自分への好意に最後は気づく

 

恋敵

芹沢大助(科学者)→小林弘治(海洋漁業KKパイロット)
・顔と心にキズを負った悩める男→ひょうきんな三枚目
・ヒロインと主人公の仲に気づいていない→ヒロインと主人公の仲を応援している
・秘密をヒロインに打ち明ける→最後まで心の内に秘める

 

ヒロインの父

山根恭平博士(古生物学者)→山路耕平(海洋漁業KK社長)

・恐竜の心配をする→人々や街の心配をする
・若者2人の恋愛に気づかない父→娘達の婚約を把握している父

 

専門家
山根恭平博士(古生物学者)→山根恭平博士(古生物学者
・助言が伝わらず、事態が悪化→助言が伝わり、対策が打たれる

 

被害者

テレビ塔のアナウンサー→タンクへ突っ込む囚人
・自己犠牲の被害者→利己的な被害者

・逃げない→逃げてる最中

 

東京都民→大阪府

・ちくしょうちくしょう→また再建しよう
・「ママー」と泣き叫ぶ子供→ジョークを言い合う大人たち

 

ゴジラ

初代ゴジラ→二代目ゴジラ

・人間だけを襲うゴジラアンギラスと戦うゴジラ
・まだ誰も見た事がない存在→東京に出現したものと同類
・なかなか姿を現さない→冒頭から姿を現す
・200万年前のジュラ記~白亜紀→およそ7千万年前~1億5千年前(地質時代
・のろいゴジラ→素早いプロレスゴジラ

 

切り札

オキシジェンデストロイヤー→氷山と爆撃機
・空想の産物→現実にあるもの

・1度きり→条件が合えば何度でも

・人間の発明力→大自然の力

 

最後のセリフ

最後の一匹だとは思えない→とうとうゴジラをやっつけたぞ

・年老いた博士の一言→若い男の一言

 

最後のシーン

東京湾→神子島
・生物が消えた海→ゴジラが氷付けになった島

 


大戸島→神子島
・東京の昔から人が住んでる島→北海道(厳密には北方領土)の人が住めない島

 

  こうして見ると全体的にハッピーエンドになるように話が書き換えられている事がわかる。誤解しないでいただきたいが、別に大阪は脳天気で東京は暗いという話ではなく、前作でかけられてしまった「呪い」をとくために今作は作られたのである。

 

  たとえば、主人公がものすごく「主人公してる」のである。

秀美「こちら支社、こちら支社、月岡機応答せよ
月岡「こちら月岡機、未だゴジラ発見できず。終わりどうぞ
秀美「天候急変の恐れあり。捜査を打ち切り、直ちに帰還せよ、終わりどうぞ
月岡「なお捜査を継続したし、現在位置北緯50度、東経147度30分。
秀美「まぁ、そんな遠くまで探す必要ないわ。もうすぐ他所の国じゃないの。早くお帰んなさい」
月岡「了解了解心配ご無用
秀美「こちら支社、こちら支社、月岡機応答せよ
月岡「こちら月岡機。なお捜査を続行中
秀美「月岡機!月岡機!直ちに帰還せよ!
(無言)
秀美「いじわる!」

  劇中でのやりとりを引用した。前作の尾形はゴジラを倒す事ばかり考えて山根博士を怒らせたり、ラストシーンでは芹沢より先に海上に浮上したため心中を許してしまっていた。月岡は尾形のような「我が身が大事」みたいな価値観は持っていない。好感の持てるキャラクターになっている。

 

 主人公のみならず、登場人物全員が「自分ができる最善の選択を成功させている」のである。ちょいと昔の作品になってしまうが、「ひぐらしのなく頃に」や「シュタインズゲート」みたいに不幸な結末の中で、全員を幸せにするルートを見つけた話が「ゴジラの逆襲」なのである。なので、ご都合主義に見えるのも当然と言えば当然である。

 

 「ひぐらし」や「シュタインズゲート」では苦労しているパートがあるから感動するが、「ゴジラの逆襲」では苦労パートを前作「ゴジラ」で描いているため、作品単体で見るとどうしても薄っぺらになってしまうのである。前作公開からわずか半年で公開されているので、ほぼ同時に上映されたようなもんである。それぞれ前編、後編と言ってもいいレベルで、前作のイメージが固定化される前にちゃんとした決着を描こうという意思表示のようにも見える。

 

 この変更は原作を担当した「香山滋」によるものだろう。前作で、原作改変されたゴジラを見た香山はゴジラに感情移入してしまった。そしてゴジラを「殺す」以外の方法で倒す方法を考え、氷のなかで眠らせるという方法を使ったのである。その後ゴジラが長い事死ななかったのは、子供向け作品だからとか、お化けだからというよりも、こういった原作者の意向を汲んでいたところがある。

 

 私みたいなゴジラファンは「これってゴジラ活躍しなくて人間の逆襲じゃね?」と思ってしまうし、一部の「政治利用」や「宗教」扱いしたい人にとっては「およそ7千万年前~1億5千年前(地質時代)の生き物」という不都合な事をなかった事にしたいらしく、「ゴジラの逆襲」という作品はあまり語られない傾向にある。が、シンゴジラが評価されるような時代には逆にゴジラの逆襲で感動できるんじゃね?とも思うのである。ネット上の評判が良くないから見ていなかった人も、1度でいいから(前作を見た上で)本作を見ておくべきである。

じぇむかんTV#2感想

 悪〜い予感はほぼほぼ的中した一方で、伝えたいところや指摘したいところは黙っていた方がいいというなんとも語りにくい内容だった。というわけで、完全に自分にだけ分かるメモとして記録しておく。

 

 ニコ動ではおなじみのプレミアム会員とかいうアレなシステムで追い出されたので、タイムシフトでの視聴。見れなかった人のために説明すると内容はこんな感じ。

 

 

1.開始1時間前から振り返り放送

・当日になって急遽発表

・ただし、内容は各メンバーの初配信の冒頭。1時間で11人を紹介。(単純計算で)一人5分程度の紹介。

・これで魅力が伝わるのかは疑問。手抜き感はあるが予定になかっただろうから仕方ない。

・コメントは懐かしがる声が多く、初見にはどう見えたのか不明。

タイムシフト視聴だったので、飛ばした。

 

2.「べんきょうのじかん」
天の声:城乃柚希 参加者:奈日抽ねね、音羽雫、水科葵

・画面に3人同時表示はできるようだ

みずしー「じぇむかんに せいそはいない いっぴきも」
なにぬ「じぇむかんの せいそはわたし なにぬねね」
ポン姉「じぇむかんの みらいはあかるい ポンポンポン」

自宅警備員時間の都合がいいメンバーが召集されたらしい

・よーすぴお兄さんから学力テスト。
・点数最下位には「罰ゲーム:エミールヘッドで配信」

・最下位予想アンケート(なにぬ78.9%、ポン姉10.9%、みずしー10.1%)

・名前が書けているか?

みずしー「当たり前や

・国語(な12、ポ16、み18)

・みずしー右腕痴漢バグ
・しばらくお待ちください(うーたまアップ)この間無音

・数学(な4、ポ3、み6)

・理科(な11、ポ14、み14)
(放送に割り込む形で)

・しばらくお待ちください2(ちょっとまっててねーのうた)

・社会(な14、ポ12、み18)
・英語(な1、ポ 2、み 1)

・全教科で一番低レベルな争い(Mフレンド、aha)

1位 57点 水科葵
2位 47点 音羽
3位 42点 奈日抽ねね

 


3.「えんげきのじかん」前編
ナレーション:星菜日向夏 座長:長谷川みこお 演者:珠根うた、赤羽ユキノ

・劇団キメラ座のオーディション

・アドリブ演技をしながら相手に特定のワードを言わせたら勝ち


4.「おんがくのじかん」前編

参加:水科葵、奈日抽ねね、長谷みこと

・とある幼稚園の光景

・なぜかメンバーをdisるような歌詞を作る

 

5.「えんげきのじかん」後編

座長:長谷川みこお 演者:一文字マヤ、有栖川レイカ

・テロップ逆。やはりここの運営は

・マヤたそ出禁

 

6.「おんがくのじかん」後編

参加:水科葵、奈日抽ねね、長谷みこと

・ジェムカンの歌が完成。


7.「ニュースのじかん」
出演:城乃柚希、珠根うた、花菱撫子

・ずっと撫子さんのターン

公開処刑動画集(ナンパ動画、初日から全開動画、師匠と弟子の動画)

撫子「よきかなー」

・ユキノくんの新メンバーインタビュー

ボイチェン、モザイクで姿は確認できず

新「えーと、あのねー!じぇむかんメンバーでー!いちばんー!ふつうのー!キャラになるかなーって、思います!

 ・プレゼント企画(とにかくRTしろ)

・うたひなTSUKUMO eX.の看板に

撫子「下から覗いたら見えるんですか?
うた「な・に・がですか?
柚希「何がでしょうか?
撫子「どうなんですか?おほほー
柚希「はい、みなさん撫子さんのように下から覗かないで下さい
撫子「はぁ・・・・・・聖地が増えましたね!

・ユニットフルバージョンお披露目

・VTR失敗

・オンリーマイフレンド(曲自体は正攻法。ただヴィジュアル的に身長を本人に合わせているため頭身バランスと顔のお面感が……)

 ・ドルオタ柚希ちゃん

 

  ものすごく省いたけどだいたいこんな感じ。オブラートに包んで言うと、スクエニの技術力=FF15の技術力。地上波だったら放送事故案件。金とコネでムダな事やってるだけなんだけど、大企業がコレやってるというのが逆に勇気づけられる。

 

 ちなみに視聴者数の変化はこんな感じ

1,158人視聴 19:00頃
11,092人視聴 21:00頃
16,929人視聴 23:00頃
20516人人視聴 10/17現在

 

アフタートーク
視聴回数 633 回(自分が見に行った時)

 色々考えられる数字だけれど、まだ確証はないのでここでは言わない。

 

  今回確認したかったのは運営方針で、運営はどう関わっているんだろうか?という事が知りたかった。普段の配信にどの程度介入しているのか?みたいな事がブラックボックスだったから。

 

(気になっていた事)

・公式はメンバーをどう見てるのか
・全員コラボはあるのか
・初見に売りたいのか固定ファンを強化したいのか

 

  結論から言うと、思った以上に放任だった。こんな形のプロデュースってあり?って感じで、個人的には驚き。ただ、メンバーの事は意外と見ており、これまで基準がわからなかった「コラボ」も計算されてセッティングされている気がした。

 

  メンバーには「1.夢のために毎日努力してます」「2.夢は持っているけど努力するのは今じゃない」「3.夢?何それおいしいの。それよりこれからどうしよう」みたいにそれぞれの姿勢が違っていたりする。「まじめ」「まじめを装いつつズボラ」「ふざけ」みたいな。一部のメンバー元々社会の底辺だったような人物が(一応)アイドル扱いされて既に目標を達成しているわけで、1のまだ目標に達していない人物とすぐに同じ空気にはなれない。さらに視聴者というドラえもんを得てしまったので成長する気がない人物は成長スピードも遅くなってしまう。

 

 なるべく同じ空気感でやりやすい空気を出すためにコラボを計算しているのだとすると、なかなか考えられている。ここの運営「じらし」が好きみたいだから、多分我々も知らないような個人情報を知っており、小出しにしているんじゃないだろうか?個人的には12人同時は急がなくてもいい気がする。売り方としては全員コーラスよりもそれぞれの見せ場を作らせた方が歌うまを活かせる気がする。

 
 ちなみに最近は初見向け意識しているのか、サムネが以前の連写写真のようなものから見栄えのよい物に変わってきている。何気にこれまでのサムネも一新しているような気がする。ファンの方も非公式みたいだけどWikiを作ってくれたようなので、ようやくスタートに立てた感がある。

歴史を語る資格

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 小難しい事を言ってしまったので、かえって歴史を語るハードルが上がってしまったかもしれない。少し反省。しかし、歴史とは本来だれでも書けるものである。

 

 例えば「当時を知らないから書けない」という事はない。ヘーロドトスの「歴史」は自分が生まれるよりも前の事を調べてまとめた研究論文みたいなものなので、後の時代の人間が書くのが普通なのである。日本史だって飛鳥時代平安時代から生きていた人間が作っているわけじゃなく、その当時の史料や状況から当時の状況を推測しているに過ぎない。

 

「歴史とは、人間の住む世界を、時間と空間の
両方の軸に沿って、それも一個人が
直接体験できる範囲を越えた尺度で、
把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである」
岡田英弘世界史の誕生ちくま文庫

 

  むしろ当時を知っている人間の方が歴史を上手く書けない可能性がある。同じ時代に同じ体験をしても人によって受け取り方は変わってくるからだ。「あの時代はいい時代だった」と語る人もいれば、「そんな事はない。あの時代はこんな風に悪かった」と語る人もいる。どちらかが間違っているのではなく、どちらも正しいのである。思い出というのは主観的で、ある物事の一面しか語られないから少し歪んでいるのである。3Dの模型をみんなに写生してもらっても、見た角度やそれぞれの技術によって2Dの絵になった時点でそれぞれの図形はバラバラなのである。

 

 なお、ヘーロドトスの「ヒストリアイ」は神話のような話になってしまったが、彼は「当事者がまだ生きている」時代についての事を調べたらしい。

執筆姿勢

ヘロドトスが調査・探求して記した『歴史』は当事者や関係者がまだ存命中の出来事についての記録であった[13]。そしてそのための探求の方法は現代の歴史研究とは異なり、史料を確認して情報を収集するよりも、現地を回り関係者に聴取し、また自ら経験することが主となった[13]ヘロドトスは自らの目で確認することに努めたが、不足する情報は伝聞や証言によって補った[17]。その中にはヘロドトス自身が疑わしいと考える情報も多々あったが、彼は信憑性の程度に拘らずそれを『歴史』に掲載している。

ヘロドトス - Wikipedia

 

  当事者の話は確かに必要だ。しかし、当事者の話だからといって信憑性が上がるわけではない。人は「神の目」でなく、「人の目」でしか物事を見れないからだ。

 


『慰安婦神話の脱神話化』全編 (日本語版)

 

  あくまで一面に過ぎないものを全てそうだったと思うのは非常に危険である。下手に一面を知っている人間より、知らない人間の方が冷静かつ客観的に物事を見る事ができる。極端な話「自称専門家」の方が危ないのである。

 

  2018年はゲーム史を記すには適していると思っている。当時を知っているプレイヤーはもちろん、クリエイターも存命である。また、スマホゲームのような新参が力を持った事で、どこか特定のメーカーやメディアが非常に強い力を持っているわけでもない。何か指摘されたらその時に検証すればよいのであって、億劫にならなくていい。

 

  ・・・・・・というわけで、誰か書いてくれないかな。

歴史の父と語られないゲーム史

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 昨日の続き、国産PCゲームの歴史はなぜ語られない傾向にあるのか?例えば、アイヌ、モンゴル、アフリカなど、古い時代からそういう民族がいる事が分かっていても文字という物がなかったので歴史が書かれない事はある。ところがPCゲームはシューティングゲーム格闘ゲームなんかよりも文字を使うゲームで、それどころか我々日本人は小学生すら文字を持っているわけで書かれない理由がない。

 

  ここで、専門家のお話を伺おう。


宮脇淳子『歴史とは何か』 #1

 
岡田英弘の歴史の定義

歴史が作られる条件
1.直進する時間の観念
2.時間の計測を考える文化
3.文字があること
4.事件と事件の間の因果関係

 

出来事の因果関係を明らかにしたいという動機で書かれる(物語)

「歴史とは、人間の住む世界を、時間と空間の
両方の軸に沿って、それも一個人が
直接体験できる範囲を越えた尺度で、
把握し、解釈し、理解し、説明し、叙述する営みのことである」


国を超えても時代を超えても多数の人が納得するように史料を整理して書き残す→より良い歴史

 

イデオロギーで過去を整理する→悪い歴史

 

色々複雑なことが集まっているのがこの世界で、その中で過去をなるべく分かるように説明しようというのが本当の意味の歴史

 

 「3.文字があること」は既にクリアしているので、他を見よう。 「1.直進する時間の観念」はシリーズものの存在があるので条件を満たす。「2.時間の計測を考える文化」だが、雑誌のような客観的なメディアがあるため当時の状況を把握する事は充分に可能である。「4.事件と事件の間の因果関係」についても、他社のソフトを参考にして作ったりすれば当然因果関係が認められるため満たす事は可能だ。ちなみに「一個人が直接体験できる範囲を越えた尺度」とあるように個人で語る場合には単なる「思い出」になってしまうが、ネット上で見る限り相当数のパソコンゲーマーがいたようなので、思い出を越えた歴史を語る事は可能である。

 
 これは不思議な事である。歴史を書くための条件は揃っているのに、存在しないというのは何らかの「別の原因」によって阻まれているという事になる。

 

jiraygyo.com

www.cobalog.com

  電ファミニコゲーマーの「逆風の中で生まれた」という表現に対して、パソコンゲーマーは「違う」という事を言っている。電ファミニコゲーマーの記事は素人ではなく、ちゃんとしたゲームライターが書いたものであってなぜこのような事になってしまったのか疑問である。が、ここにこそ歴史が書かれないヒントがあるように感じる。

 

 今、我々が歴史と呼んでいるものには二つの父親がいる。一つは地中海文明ギリシャ)のヘーロドトスである。彼は小さな都市国家ギリシャがなぜ、巨大なペルシアを滅ぼしたのか不思議に思い「調査、研究した事」という意味で「ヒストリアイ」を作った。「ヒストリアイ」は神話みたいなもので正しいかどうか分からないが、後の時代に「調査して分かった事」をまとめたものである。もう一つはシナ文明(中国)の司馬遷である。彼は漢の武帝に仕えた者で、秦の始皇帝から土地などを奪った「正当性」が欲しかった。そのため秦は悪い事ばかりしてろくでもない事になったから「天が見放した」。次にふさわしい皇帝を「天が選んだんだ」という事を書き記した(易姓革命)。「最初の皇帝はまともだったかもしれないが、最後はダメになった」だから王朝が代わったんだと結果論で語る。これがよく言われる「歴史は勝者が作る」である。

 

「悪」?「悪」とは敗者のこと…「正義」とは勝者のこと… 生き残った者のことだ 過程は問題じゃあない 敗けたやつが『悪』なのだ

by花京院典明

 

 明治時代になり、「ヒストリアイ」を語源に持つhistoryという言葉が「歴史」に翻訳されるまで、日本人は過去を司馬遷の「史記」に近い考え方で見ていた。戦国武将のエピソードも、佐幕か勤王かも、「正当性」に主眼が置かれる。そしてゲーム史というものも「正当性」という「史記」に近い価値観で語られてしまっているのではないだろうか?

 

  その原因の一つは、「著作権」にある。

sudzuking.hatenadiary.com ここのところゲームは「新規性」に注目が集まってしまっている。なぜ、そんなに新規性を重視するのかというと「パクリ」と言われる事を回避するためである。著作権を侵害すればそのゲームで遊ぶ事が難しくなってしまう。そのため、自分が楽しんでいるゲームの「正当性」を示すために、このゲームはこれまでのゲームよりもここが新しいですよ!と言うしかない。手段によってはそれ以前のゲームを悪く言う必要も出てくる。

宮本「例えば、スーパーマリオがあの、売れましたよね?そうするとみんなが褒めてくれはるんですよ、スーパーマリオを。んでスーパーマリオ「いやーここがすごいですね」「あーここがすごいですね」ということの、言うてくれはることの半分くらいは別にスーパーマリオじゃなくてなくても他のビデオゲームでもやってることなんですよね。ということはスーパーマリオが出るまで――インベーダー以来スーパーマリオが出るまでゲームを知らなかった人の方が世の中多いんですよ。ところがゲームを作っていると全部知っている人と付き合っていると思うので、」

松本「あー、すっごいわかります。」

宮本「――間違うんですよね。多分。」

松本人志 大文化祭(2011年11月5日NHK BSプレミアム)より

  また、制作者はそのゲームのどこがが新しくてどこを流用しているのか説明しなくても分かってくれるものだと思っているのでいちいち説明しない。ところがユーザーのほとんどはその事に気づいていない事が多い。なので、本当の評価ポイントとは違うところを褒めているケースというのは多い。その中でも「新しさ」という部分が一番間違えやすいところなのである。

 

  第二の理由として「商業」原稿であるという事も大きい。ゲームライターも社会人なので、これから取引をする事になるであろう相手のネガティヴな言葉は書けなくなる。今も力を持っていて金もある企業と、今後も取引がなさそうな企業や既になくなってしまった会社では優先順序が違う。海外ではメディアは権力を批判する立場として発展してきたが、日本では権力にベッタリの形で成長してきてしまった。その影響なのかゲームメディアも特定のメーカーに対しては頭が上がらなくなってきている可能性がある。

 

 第三の理由として「ゲハ板」の流れから抜け切れていないという事が考えられる。

sudzuking.hatenadiary.comスマホブラウザゲームの時代に既に「ゲハ」という言葉自体が死語になりつつあるが、ここでゲームが「子供向け」「オーディオヴィジュアル」「洋ゲー」みたいな感じで分れてしまった事がゲーム史に大きな影響を与えた可能性が高い。つまり、他の人がどんなゲームをしているのか?という事に興味を持たず、自分が遊んでいるゲームこそ一番面白いんだ!という風潮ができてしまった。どこが正統か?という事を決める戦国時代である。

 

  ユーザーやライターが間違えるのなら、メーカーに直接訊いた方がいいのだろうか?実はそれが一番危ない。メーカーは「自分が作っているゲームが一番面白い」と思っているわけで、訊いたら「自分が一番正統」と答えるに決まっているのである。自分で間違った売り方、作り方は基本的にしない。だからメーカーとかクリエイターの話をそのまんま引っ張ってきても客観性には欠けてしまうのである。

 

 これからゲーム史が書かれるためには、まず、そのゲームの「正当性」を強調するという価値観から抜け出さないといけない。なぜそんなゲームが出てきたかという「因果関係」を調べて、後から振り返ってもみんなが納得できるストーリーにしないといけない。