世界史から見る日本史

2020年の抱負

あけおめことよろ。要約 ゲーム ・自分はゲームファンを名乗れない ・自分が思っている「ゲームは自分で体験してこそ意味がある!」「触れる映像」みたいな価値観自体が老害的になりそう ・今の時代プロ並の実力者が1日中ゲームに時間をつぎこんでそれを全…

キリスト教はアンチグローバル

https://からだしこう.com/sekaino-shuukyou-ranking 世界で最も信者数の多い宗教はキリスト教。キリスト教は、ナザレのイエスを救い主として信じる宗教。イエスが人間の罪を贖うために自ら十字架にかけられ、復活したと信じている。 信者数 : 21億人 ・カト…

聖徳太子はいない?けど、厩戸皇子はいた。

平成時代に地下鉄サリン事件があったというのが我々の共通認識だ。その中で首謀者は麻原彰晃だとされている。しかし、この麻原彰晃、本当に実在した人物だろうか?例えば麻原には愛人が100人ほどいたらしいが、とてもじゃないがそうは見えない。この時代…

映画は濃い顔、テレビは薄い顔

邦画といえば少し前まで「つまらない」の代名詞だった。*1なぜ、邦画がイマイチなのかというと、それは作り手の側が映画の特性を全く理解していないからだ。映画は映画館で見るものであって、DVDやテレビ放送前提で作ったら少なくとも映画館へ言ってみよ…

マンガ・アニメはヤマト文化

日本を代表する文化といえばマンガ・アニメ*1であり、これがクールジャパンを担っている事は間違いない。そしてカラオケがkaraokeとして世界に広まるように、mangaやanimeも日本発祥の文化という事になる。だが、ここでさらに踏み込んで考えてほしいのは、こ…

弥生人は日本固有種

日本人のルーツについて語り始めて、もう1年以上経っている。本来ならこんな古代の話はさっさと終わらせたいわけだが、なぜこんなに念入りに話すのかというと、世間ではあまりにもバイアスのかかった見方が主流になってしまい、事実よりも自身にとって都合…

倭の海洋神

日本神話において天津神のスサノオと国津神の代表であるオオクニヌシはなぜ血縁関係にあるとされるのだろうか?その秘密は「海」にある。 スサノオには日本書紀にのみ「新羅へ行った」という記述がある。引きこもりの世界観で書かれた日本神話において数少な…

大和民族は何処から来たか?

気づいていた人も多いかもしれないが、ここ最近のエントリは長浜浩明氏の『韓国人は何処から来たか』という書籍をゴールに書いてきた。彼は私の言いたい事を大体言ってくれている。韓国人は北方中国人と縄文人の子孫であるという事だ。しかし、次の部分には…

中国人は何処から来たか?

ネットを調べても東アジアに特化したハプログループの分布を記述したものが見つからなくて困り物だが、2010年に発表されたドイツのマーク・ストンキング博士の資料がもっともわかりやすいと思うのでリンクを張っておこう。グラフの引用は面倒なので、今…

アイヌは何処から来たか?

日本の原住民と言われ続けてきたアイヌ人は何者だろうか?まずは、ミトコンドリアDNAを見てみよう。いつでもLOUPE:「アイヌと日本人の関係」−地球セミナ28-3 本土日本人,アイヌ,北海道縄文人にみられるミトコンドリアDNAハプログループの割合本土日本…

モンゴロイドは何処から来たか?

進化とは「分化」の事である。例えば、プードルやビーグルといったイエイヌのほとんどは品種改良によって作られた。これは試験管を使って自分好みの遺伝子を組み合わせたわけでは無い。ここで言われている品種改良とは「人為的な交配」の事である。元々動物…

日本男児は何処から来たか?

生き物の体は細胞という小さな組織が組み合わさって出来ている。細胞とは要するに受精卵のコピーだ。父親と母親がチョメチョメして受精卵が出来た時から、細胞は分裂してどんどん増えていく。この時、受精卵が持っていた設計図(DNA)を基に「俺は頭!」…

しょうゆ顔?いいえ、チョーシュー顔です。

文明開化の時代、明治。日本は外国から優秀な先生方を招いて学問的にも発達していこうとしていた。そんな中、外国から招かれた医学者の一人に「エルヴィン・フォン・ベルツ」という人がいた。彼は日本で暮らしているうちにある事に気づいた。「日本は長い間…

縄文人の大東亜

渡来人が縄文人をレイプして出来た国、それが日本だ!という主張は時に従軍慰安婦などの問題と絡みつき、日本人は野蛮だ!という話につながる。しかし、これはあくまで日本国内にフォーカスを合わせた場合の歴史観である。このフォーカスを大陸を含めて考え…

宗教大国アメリカ

アメリカ合衆国にとって中東は油などの貿易において重要な場所だ。にもかかわらず、中東諸国と仲の悪いイスラエルを支援するのはなぜなのか?その理由が以下のサイトに詳しく書いてある。ほぼ日刊イトイ新聞 - ぼくは見ておこう 2004年に私は、テキサス州サ…

パレスチナ問題は領土問題

パレスチナ問題は宗教対立の問題だと見られる事が多い。利己的で自分さえよければいいというユダヤ人と頑固で過激なイスラム教徒の衝突で、それを困った顔で見つめるまともなキリスト教徒――というのが現在のメディアが伝えてくるパレスチナの姿だ。しかし、…

倭は海洋国家である

「世界」というと我々は地球儀に描かれているような諸外国のある「世界」を思い浮かべがちだ。しかし、古代人にとって世界とは「自分達の目で見える範囲」が全てだった。だからもっとも古いと言われるバビロニアの地図はバビロニア周辺しか詳細に描かれてい…

大陸の縄文人

日本人と韓国人が同祖だと言うと、日本人からも韓国人からもブーイングが出てきそうだ。だが、そもそも縄文人、弥生人というのが何故問題になるのかというと、琉球やアイヌと日本人の遺伝子に差があった事にある。「近い場所の遺伝子が全く違う」という事は…

森林のアーリア人、砂漠のアーリア人

世の中には「森林の思考・砂漠の思考」というものがある。「ロゴス」と「レンマ」−風土がつくる思想 鈴木 秀夫 氏 ──先生は、西洋と東洋の宗教、文化、考え方などの違いを、砂漠的思考と、森林的思考との相違によるもの、とおっしゃっていますね。鈴木 ええ…

弥生人の故郷を探せ!

「弥生人は海の民である」――これは誰もがそう思っている事であって、私の仮説を無視して教科書の内容だけ見てもこういった結論を出さざるを得ない。特に縄文人が海の民ではなく列島から一歩も出た事がないのなら、海外発祥のものは渡来系の弥生人が持ち込ん…

日本語はユニーク

「人種」とは身長・頭の形・皮膚の色・毛髪・目の色・血液型・遺伝子といった生物学的に人を分類したもので、よく言われる黒人、白人、黄色人種などの分類である。縄文人、弥生人をDNAによって区別しようというのも日本には異なる「人種」がいたという分…

は倭人顔

ついこの前「ホンマでっかTV」という胡散臭いテレビを見ていたときに、LINE評論家なる女性が出て来たのだが、その顔が典型的なニダー顔で、やっぱりNAVERが韓国系企業というのは本当だったんだなと思ってしまった。ついでに言えば朝鮮忍者(通称…

縄文顔の弥生人

日本には大きく二つのタイプがいる。それは弥生人と縄文人といわれ、前者は本州をはじめとして人口の7〜8割、後者は北海道や東北の一部や沖縄付近に多くいて人口の2〜3割らしい。ここであなたがどちらのタイプか調べる方法がある。それは「ウィンク」が…

日本人の奇妙なルーツ

人類の起源はアフリカにあるらしい。しかし、そんなに古くから人類がいたにも関わらずアフリカの歴史は世界史において語られる事はない。それはアフリカに文明がなく、遺跡調査や文献調査が全くできなかったからである。誤解しないでいただきたいのはアフリ…

縄文顔、弥生顔という分類は正しいか?

縄文人、弥生人という分類がある。ご存知、これは縄文時代の地層から発掘された人骨と弥生時代の地層から発掘された人骨に大きな差異がある事から、2つの時代では全く異なる人種が日本にいたという考えである。参考1:https://www.kahaku.go.jp/special/pa…

宗教戦争の末に生まれ出づる国

パレスチナ問題を知るとほとんどの日本人は「宗教コワイ」という感想を抱く。その一方で「日本に生まれてよかったわ。宗教問題とか無くて」といった感想も見られる。しかし、日本の靖国神社の問題は明らかに宗教問題である。死者は全て尊くちゃんと供養すれ…

仏教は死者をすくう

日本の坊さんは普通に結婚して子供を作る。これがどれほどの問題なのかは仏教徒ではない日本人には分からない事である。ここで勘違いしてほしくないのは私は別に嫉妬の気持ちがあって「僧侶は妻帯禁止を貫くべき」と言っているわけではない。お釈迦様ことシ…

菩薩というモデル

日本の仏僧と聞いて思い浮かぶのが瀬戸内寂聴ぐらいしかいないのが悲しいところだが、その瀬戸内寂聴は普通に酒も飲むし、肉も食うのである。【楽天市場】瀬戸内寂聴さんプロデュースの日本酒 賀茂泉 純米吟醸 終の栖(ついのすみか)720ml【あす楽対応_関東】…

仏像は古事記よりも古くから

ガンダーラといえばゴダイゴが唄うテレビドラマ版西遊記のテーマソングである。しかし、三蔵法師が目指していたのは天竺(インド)でありガンダーラは厳密にいえば中継点でしかない。参考:ガンダーラ (曲) - Wikipedia Wikipediaによるとガンダーラ美術の持…

仏教は民族宗教ではない

前提:クレオパトラはギリシャ系である - 鈴木君の海、その中 古代インドに話を戻そう。16の大国が争いを続けていたインドではマガタ国という国が力をつけていた。この国はナンダ朝というシュードラ階級*1から王族になった者達が支配していた。ある日、こ…