いい意味でライバル
加藤純一って口は悪いけど、悪人ではないと思う。動画切り抜きで「絵畜生」って煽っているところがクローズアップされがちだけど、あれって宮崎駿の「AIに負けたくない」って想いと根っこのところでは同じだと思うんだよね。
宮崎「地球最期の日が近いって感じがするね。それは人間のほうが自信がなくなっているからだよ
VTuberは将来的にはキズナアイの運営が語っているようなスキャンダルと関係ない完全にデジタルだけで構成されたアイドルみたいなのになっていくと思う。そうなった時に人間側で対抗できる存在がいてほしいし、その一人が加藤純一だと思うので、こっちはこっちで応援しないといけないと思う。*1
で、ここからが本題なんだけど、今のVTuberって５年後辺りどうなっていると思う？「キズナアイ運営の理想」と「加藤純一」という二つのコンテンツを前に戦えるやつらっているんだろうか？
今、界隈が売りにしている「若さ」ってのは当然なくなっている。ファンも演者も運営もたぶんおっさんおばさん扱いになっていると思う。それでも今と同じ状態をキープできるのか？理想として語られる「VTuber」はオワコンにならないだろうけど、「今いるVTuber」はオワコンになる可能性高くないか？
「ロールプレイは現実とのギャップに病む」から「リアルと同一の人格を大事にしよう」ってやつらは、加藤純一と同じでガワの事を「絵畜生」とか思っているんじゃないのか？*2今はいいけど、これからおっさんおばさんになってしまう自分のリアル情報で戦っていくのだろうか？VTuberを職業として真剣に考えるなら、それで長期的に戦えるわけがない事に気づいてほしいんだが。
もちろん、「加藤純一」と同じで人間の底力を見せるタイプのVTuberがいてもいいと思う。けれど、何をやっても「よしよし」と言われる環境で、彼ら彼女らは「第二の加藤純一」になれるんだろうか？
投資段階にあるんだったら将来を見ないといけないし、生き残りたいのなら長期的なマラソン選手として運営していくべきだと思うけど、今って明らかに短距離選手ばかりに見える。*3これってマズいんじゃないかなぁと思った。
